私は
ほぼ毎日、学童擁護員として通学路に立つ。
新入生は可愛いし、その子達が大きくなっていく感慨深さを感じるのも良い
今となっては、すっかり趣味の領域に達してしまった
そんな見守りを続けていると様々な事象に出くわすのだけど、先週………
「おはよう~、あれ?あの子は?」
『○○君、また学校へ来なくなったの…』
通学中の子供達とこんな会話をした。
その子は登校拒否の男の子
イジメられてるワケでもないけど、学校へ行かない子
去年とこれから緊急事態宣言でリモート授業になるけど、それに参加しているのかも分からない…………
…………ネットニュースでまた最近話題になってた、イジメ以外の諸般の理由で登校拒否の「ゆたぼん」なんてのがあったな
この子は中学校も行かないそうで、話題になっている。
多分、学校へ行かなくなったあの男の子も同じ理由
まあ、他人様の家庭の事にとやかく言う権利など私にはないし、
義務教育は義務
将来の職業の選択肢が極端に減る…とか
ネットで騒いでいる事も、家庭と本人の問題だからどうでも良い事。
私達の子供達にはそうなって欲しくは無いけどね。
無論イジメとかがあるなら絶対に行かせないけど、それ以外は学校へ行かせる。
特に義務教育期間は勉強以外に、社会で必要な様々な事象を学ぶ場所だから
それは
「我慢する胆力」を鍛える事。
義務教育の9年間は、様々な規則や集団生活で否が応でも「自分の行い」に制約を受ける
その制約だらけの世界で、如何に上手く立ち回り、楽しく過ごすのか?
楽しく過ごす為には良好な人間関係が必要な事。
良好な人間関係を維持する為には「お互い様と思い遣り」「自分の意見を認めて貰う事と、ワガママは違う事」………
これらを「我慢」と云う自らの体験を持って、ゆっくり力を着けながら学ぶ期間だ。
中学校卒業の歳からだと
世間に放り出されてから学ぶ事になるし、我慢する胆力はそれ程育っていないから、凄い苦労をするかも知れない………
一定期間、制約があって、理不尽がまかり通ってしまう中で過ごす事は必要な事なんだ
通学路の男の子、ゆたぼん……如何なるのか?
純粋に興味が湧いてしまう。
まあ、自分の人生なんだ
彼等には、悔い無く楽しく生きて頂きたい