死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

鬼滅の後に 猪助を食らう女達

 

当社の音楽葬は

情け無いくらい簡単に流行の影響を受ける。

 

少し前ならボヘミアンラプソディー

 

 

今現在、鬼滅の刃の演奏がトレンディーで

これは2回あったのテレビ放送の影響

 

 

 

 

     「竈門炭治郎のうた」

 

 

この曲は間奏が長い為アナウンスやパフォーマンスを入れ易く、遺族からの要望で即変更となる

 

 

 

急遽ヴォーカルが集められ

私も、通夜前のピアノ独奏、別斎場の式中のスライドショーで歌い

 

他のヴォーカル2人合わせて一晩で5回の演奏が行われた

 

 

  そして…場面緘黙症の女の子も

      昨日の通夜で初陣を飾る

 

 

 

 

大規模斎場で、初陣のフルスポットライトを浴び…ラインアレイ、ポイントソーススピーカーの老人がひっくり返るくらいの大音量で演奏……

 

見学の女の子のお母さんは

感激してギャン泣きだったそうだ

 

 

      よかったね

        お母さん……

 

 

 

………昨日は皆、帰る前に

   総務局へ夜食を食べに行く

 

 

メインディッシュしか無い夜食…………



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      これを…伊之助(猪)を食うためだ

 


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間もなく「猪猟」が解禁になって今年の分がやって来る

毎年、10月には前年の分を食べてしまうけど、今年は中国ウイルス騒ぎで焼肉パーティーも出来ず、かなり余っているのと

 

最近、哀しさの極みの葬儀や、怒りで握りしめた拳が食い込み、血が流れる様な葬儀などが立て続けに有り……

 

皆、心が弱って居るから「肉」を……

 

人に殺され…

憎しみと復讐の塊になっているデカい雄の猪を食う

 

 

うつ病になりそうな社員は皆、無理矢理この肉を食わされ克服する。

 

 

皆を見渡すと……

子供の葬儀が続いた1部長、初陣の緘黙症の女の子は目つきを変えて食らい付き

車いすの女の子は麻理鈴に催促する勢いで食べ……HSPの女の子も同様だ

 

 

2人のお母さん達は

娘の変わり様に引いている

 

 

我に課す  一択の

運命と  覚悟する

 

 

私達は

自分の弱さを内包しながら「覚悟」する

 

 

自分で死んだ奴はどうでもよい

私達は生きて行く覚悟を決めた女達だ

 

緘黙症の女の子…泣きながら食べてる

皆の前で声を出して泣いてる

 

お母さん、ちゃんと見守っている………

 

 

ほら、泣きやんだら

  また自分の足で…みんなで歩くよ

 

 

もし貴女が倒れたら…

 

無理矢理にでも髪の毛掴みあげ

私が必ず起こしてあげる

 

 

      だけど今は……  “肉を食え”

 

 

 

皆さんも、心が疲れた時には

大量の肉ですよ