また、卑怯なマスコミがベクトルを掛けた記事を見つけた。
私達にとって葬儀とは
生活の糧を与えてくれる大切な仕事。
だからこそ遺族と会葬者に
「故人と過ごした最期の暖かい
最高の思い出を持ち帰って貰う…」
その為に汗水を垂らして頑張る………
これ無くして人の不幸を糧にするのであれば、私達もゴミと云う事に成る
しかし………
そうじゃない葬儀屋も在り、一つの葬儀に小さな葬儀屋が群がると、
非常に不可解な高額料金になり、しかも明細も不明瞭
これは、原価率を極端に下げ、
親玉の縄張りを守り、縄張りの中の仏壇屋、花屋、仕出し屋、写真屋、貸し布団屋、そして僧侶まで一つのグループに成り、集団で寄ってタカって上乗せし、大きな利益を出そうとするから
これが「墓場利権」
今でもそんな事を普通にやってる奴らが居る
この様な葬儀屋がいる為、
引用記事の筆者如きに
「葬式なんかいらない」と揚げ足を取られるってワケ
まず……
「平均費用231万円(2010年当時)」は世界一高いそうで
具体的には、
アメリカは44万4000円、
韓国は37万3000円、
ドイツは19万8000円、
イギリスは12万3000円
という数字を紹介した(冠婚葬祭業の株式会社サン・ライフの資料による)。
本の小見出しには「葬式費用231万円は世界一」と書いた。
葬式に多額の費用がかけられたのは、バブルの時代である
と、在るけど
バブル期とかコロナも全く関係が無い。
例に上げてる海外の宗派はキリスト教で……
殆どが一日だけの葬儀で終わる。
映画なんかで見た事あるでしょ?
土葬の国なんかで、遺族以外、下手すりゃ墓地で祈って終わりってのもある
日本みたいに花も無く…食事の回数も少ないからカネの掛けようがない。
しかもこれ、埋葬代だけじゃないのか?
私と取引のあるアメリカやオーストリアなどの葬儀屋では、こんな金額では収まらない
それと、ここには教会への寄付が含まれていない様だ
アメリカが高い一因は、
埋葬が土葬で、遺体の防腐処理と棺が、結構立派だからってのもある。
日本の場合、平均が231万円だけど僧侶代が約60万円含まれていて、葬儀本体で170万円位、バブル期でも変わりない
ここには食事代…
通夜前の食事
通夜後の通夜振る舞い
葬儀前の朝食
火葬場または、葬儀前の昼食………
換骨法要後の引物の折詰
これらが価格を上げる一因になっている。
日本でも最近、一日葬があるけれど都内であれば、35万円位(食事(折詰)2回含む)と、
火葬、ドライアイス(四日分)代、
宗教者代で収まったりするワケで、それ程高いワケじゃ無い
規模の大小は余り関係が無い
関係するのは、斎場に親戚や遺族が何人泊まるか?何人分が何食必要か?で金額が決まる
そして日本では会葬者が多い殆ど「香典」が集まり(150名で150万円)位。
だから見かけ上高額でも持ち出し金額は少なかったり、プラスになる事もある
質の悪い葬儀屋は、これを見込んでふっかける。
韓国では別だが、欧米ではそれ程集まらないから結構、遺族の支払い金が多い。
それと
…………近年、家族葬など規模の小さな葬儀が増えたのは………
どっかの自称識者さんが…
「今どき葬儀にお金を掛けるのはナンセンスでかっこ悪い」などと世間に吹聴し、
それが「社会的な同調圧力」になったからだ
まあ…常識的な人に見えるからね
当社の連携子会社が施行する遺族の中にも家族葬で…って遺族が多いけど、
代金の内訳を正直に話すと、一般葬に変更する遺族も半分位いる。
詰まり、くだらない世間体を気にしていたわけだ。
《これ、ドイツの葬儀。20万円で済むと思うかい?》
勿論、今までの葬儀の在り方は、金額が不明瞭で、遺族の信頼を損なうものだが、
今回の引用記事も良く読むと
貴方達はお金が無いのワケだし、今どき一般的な葬儀はナンセンス。
私(引用記事筆者)が書いた様に「葬儀にお金を掛けるのは間違っている……」
私はそう読み取れて成らない。
どんな葬儀であれ…故人との最期の時間なのだ。
その最期の時を
「こう在らねば成らない」などと、筆者の自己承認要求を満たすベクトルを掛けるのはやめていただきたいものだ……
………私はそう思う