死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

燻し銀の力量と、試される鉄の力量

 

月曜日から総務局にやって来た銀座クラブの女の子4人は入社時研修を済ませ、

間もなく葬儀受付からデビューする。

 

 

 

あのママのクラブには全部で6人の女の子と2人のボーイ君が居て

2人の女の子はそれぞれ知り合いの社長の会社へ、ボーイ君は旦那の酒屋が引き受けたそうだ。

 

 

女の子達に依ると……

ママも1月中旬位から異変が起きるかも知れない…と言っていた様で…更には…………

 

 

確かに…

あの御人が察知してないワケがない。

 

バブル景気の頃に、様々な経緯を経て店を始め…

バブル崩壊をチャンスと捉え、直後から店を大きく…リーマンショックで経営基盤を固めた。

これらは、ただの不景気で客足が遠退いただけで……

 

ママは一人で知恵を絞り、潰れたクラブの客を吸収していったそうだ。

 

 

しかし、今回の場合かなり様相が違う。

今回の場合、中国ウイルスに感染すると、客も店も社会的に変な制裁を受けるし、その後の経営に大きな痛手になる。

おまけに営業の自粛要請だ……

 

 

こちらの言及記事をお読み頂きたい

 

 

 

luna (id:luna3018)氏の記事は、解説がなされていて非常に分かりやすい

 

 

今回の新型コロナは1月や2月で収束する見込みはありません。

先が見えない以上、せっぱつまる前に決断したほうが良いと思います。

ぐずぐずしているうちに資金的にどうにもならなくなって倒産ということになると、会社も社員も不幸になってしまいます。

現在全国各地で起こっているホテルや旅館の破たんはこういうパターンですね。

 

前後するけど………

 

会社としても、体力のあるうちに休業してしまえば手元資金を温存できますし再起が容易でしょう。

この会社の社長さんはかなりの切れ者と見ました。

 

 

あのママは総務局にいる超有名私立大学卒の女の子数名の大先輩、

修羅場を100以上は越えているハズで、頭は専務やロリポップ常務などより数段切れる。

 

 

だからママはこのタクシー会社の社長と同じ決断をしたのだ。

 

一度店を締めても(今回は休業)手元に資金があるし、

様々な有力な人脈に声を掛ければ足りない資金も集まり、店を再開する事も出来る

 

 

そして今回の給付金などは水商売などには適用されない様で、

何も考えず従業員を解雇すると、せっかく育てた女の子達も、まず帰っては来ない

 

 

故にママは、

自分の一番濃いエッセンス……

 

そして…ウチの社風……

女の「自主」「自立」「自尊」に合う女の子全てを私に託した。

いつか再開出来る日まで、再開出来なくても、女の子達が自立出来る様に……

 

自分の息子より若い小娘に、頭を下げ託してくれた

 

 

私は…修羅場を何度も越えて獲た

銀座クラブ女将の『燻し銀の力量』を見せられた

 

ママは「給料が出るまで生活に困るといけないから」と、全員に30万円手渡ししたそうだ

 

 

かたや……これだよ

 

 

 

昼間の飲食業と違い(仕入れ伝票である程度わかる)

店の経営が苦しい原因が、中国ウイルスだと判らないクラブに、何処の誰が援助するのかって

 

これは…ダメだな

 

 

4人は今日の通夜でデビューする

 

この女の子達を笑顔にさせ続けれるのか…?

 


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       《もののけ姫より》

   

 

     鉄の女の力量が試されている…