負けを認め、助けを求める事が出来る……
こんな人こそ「英哲な人」と云うのだと私は思う
糞中国ウイルスの影響がそこら辺で出ている
特に飲食業……
しかし、経営者がどれだけ腹を括って思慮深く経営に向かっていたのか?
ハッキリ結果が分かれて出る
だが今頃になって何をやってももう遅い
だけど私達は、
私達の大勢の小さな子供達や、ノエルちゃんを快く受け入れてくれた料亭や割烹、お寿司屋から、
通夜振る舞いで出す「重箱のお弁当(当社だけ。この世ご時世ブュッフェ式など有り得ない)」火葬場や引き物でのお弁当を、外注し、店の存続を何としても助ける
私達は受けた「情」「仁」「義」を忘れない
私達がたまに利用する銀座のクラブにも、ヤハリ猛烈な影響が出た。
多分、辛くなるハズ…と思って
1月の中頃に「ママ、何か出来る事があったらすぐに連絡して!」
と、伝えた…………
…………先週の木曜日
ママから
「客が全く来ない…再開するまで店の女の子4人の面倒を見て頂けないか?」と連絡が来た。
銀座のクラブで働く女の子は、そこら辺のスナックやパブの女の子とは明らかに違う
店に来る客はお偉いさんで、日々、社会経済、国際、金融など勉強出来る人間でないと、客の話についていけない
しかも、ママの店の女の子は、容姿端麗で聡明な女の子達。
ウチの子供達も懐いているし、総務局の女の子達と気心も知れている
当然、二つ返事で了承した。
…………月曜日
ママが、わざわざ女の子4人を連れて総務局へやって来た。
ママは着物姿で
後ろに女の子達を並ばせて
「どうか宜しくお偉い致します……」と
社交辞令の顔を見ながらのお辞儀ではない
身体が二つに折れ曲がる位頭を下げた。
世間の様子だと、店を再開出来ない確率が高いし、再開出来ても元の様に女の子4人を雇えるか判らない。
ママは私達を信じて女の子達を託してくれたのだ。
ママの帰り際…
女の子達とママは寄り添って泣いた………
こんな礼を忘れない英哲な人には……
私が手を差し伸べた様に、必ず助けてくれる人が現れる
…………昨日は灌仏会
女の子4人は、ウチのお子ちゃま達と楽しそうに釈迦立像に甘茶をかけてる。
クラブでは見せない「女の子」の目をしてる
安祥の安らいだ目……
女の子4人は私達に全て託された
私達は義侠心を持って、信じてくれたママや彼女達を助けるのだ………
私達、女の矜持にかけて