……プロ故に…
昨日…ウルトラ多忙だったのは
徹夜で他の特殊復元と、故人の婆ちゃんの「神経線維腫」の切除施行をしていたから
「婆さん最後まで気にしていたから、何とかしてくれないか」と爺ちゃんからの依頼で
婆ちゃんには頭から顔全体、腕や手に凄い数の肉丘があって……
依頼では「せめて顔だけでも」って言ってたけど
鬼の様に電メスで全身のを取り除いた
さらに
顔の肉種の無い画像は若い頃の物しか無く、AIで老けさせたけど何となく不自然で、
だから、最後に綺麗にメイクをして撮影。そこから遺影を作り直した
爺ちゃんや遺族達、凄い喜んでくれたの
こんな風に喜んでくれると私達も嬉しいし、やりがいを感じるんだよね
私はさ、
人が何かを買うってのは、買った事で得られる「嬉しい気持ち」を買うと思うの
そして自分の“持ってる全てのもの”で何処まて喜んでもらってお金を貰うか?
そのあたりの拘りでプロかアマチュアか、一流か二流かの差が出るんじゃないかな?
婆ちゃんを迎えに来た専務によると
「悲しそうだけど、遺族達に笑みがある。何か重荷が下りたって感じがしてる」
と言っていた……
爺ちゃん達遺族は
「婆ちゃんに何もしてあげられなかった“漠然とした罪悪感”から解放されて嬉しい」って
感情にお金を支払ったの
私もホッとしたよ(o_ _)o
事務室に戻ると大福ちゃんがヘソ天で爆睡……
「だ~いちゃん♪(´ε` )」って呼ぶと面倒くさそうにシッポだけでお返事σ(^_^)
茜ちゃんも口を開けて寝てる……和香だヾ(^^ )
私が背負う「社員が幸せである為の責任」という重荷は降ろす事は出来ないなσ(^_^)
どうか社員のみんなが
いつまでも幸せでありますように……(*^-^*)
……桃子の日誌…