死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

一筋の涙

始めに

本日、ウルトラ多忙で皆様のブログを読めない可能性があります。

    何卒、ご容赦くださいませ。

 

……でも、お疲れ様…

 

昨日

最期を迎えたお母さん「涙」を流した

 

44歳、まだ早いよね

「最期の願いは家族と」って…

 

葬儀は自宅で、祖父母だけを入れた家族葬

 

自宅に連れ帰りお父さん以外の家族を別室へ

私と杏奈ちゃんがお母さんを整えていたら

「あっ!」

 

    お母さんから涙がこぼれ落ちたの

 

私は直ぐ綿球に涙を吸わせ、涙の跡を拭かず別室の家族を呼んで

 

「お母さん、今涙を流されました……」と

 

子供達はお母さんに縋り付いて泣いた

 

 

稀にあるんだ…こんな事

もちろん色々な理由があるのだけど、家族を忸怩たる思いにするんだよね

 

下の子まだ少学生だよ、可哀想に

 

私は綿球を「お母さんの形見だよ、涙が乾くまで手のひらに」と下の子の手に乗せた……

 

 

逝く方も残された者達も辛い

 

「私達にご家族の深い悲しみを理解する事は出来ません。でも、皆様を心から思い遣る事は出来ます」

「子供達を立ち上がらせる事が出来るのはお父さん以外に居ません。辛くても無理してでも立ち続けて下さい。

奥様もそれをこそ望んでいます」と告げて

 

    杏奈ちゃんに任せ、宅を後にした


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あの家族…火葬までの数日、家族水入らずで何を話すのだろうか

   穏やかな日々な事を願わずにいられない

 

お母さん、人生お疲れ様。

           ………桃子の日誌…