以前、私達に生前予約をした父親が今日深夜に息を引き取り………
………私と後輩社長が迎えに行った
上の言及記事にも書いたけど、この父親には現在14歳になった忘れ形見の女の子
「渚沙(なぎさ)ちゃん」がいる
病室には渚沙ちゃんと後見人の老夫妻、杏奈ちゃんが居た
父親の体を見ると胸が少し潰れている。
懸命に娘さんの為、延命治療を行ったから、肋骨の殆どが折れていた。
彼は最期まで父親の責任を果たしたんだよ
ホスピスの看護師と父親の身なりを整えようとして、病室から出る様に言おうと思ったら、渚沙ちゃんと、杏奈ちゃんが居ない。
『ヤバい…』と思い、アレクちゃんとカールちゃんに院内を探して貰うと、直ぐにカールちゃんが私達を呼びに来た。
二人は談話フロアのベンチに座ってたけど、渚沙ちゃんの様子が変……
私より遙かに子供の彼女が一人ボッチになったんだ。そんな現実を飲み込む事など出来るわけがない。
でも………
私は「泣け!!」とホッペタを軽く叩き、肩を揺さぶる
彼女は杏奈ちゃんに捉まって泣いた
杏奈ちゃんも……
彼女の為に一緒になって泣いている
それを微笑ましそうに見ている老夫妻から少し離れた場所に居た“何故か脚があるヤツ”を見つけ、フロアですれ違う時、私は……
『よかったね、後は全部私達に任せな。』と言うと、ソレは瞬きしたら消えた。
そうだよ、渚沙ちゃんには血の繋がった家族は居なくなったけど、義侠の絆の糸で繋がる家族か大勢いる。
倒れそうになった時、私達が支えて一人で歩ける様にしてあげる。
だから…
いっぱいいっぱい泣いたら立ち上がれ!
………桃子の日誌…