………プロパガンダ…
この様な言葉がある。
これ、ナチス宣伝大臣のヨーゼフ.ゲッベルスのプロパガンダに対する考え方の一部だ
昨日ね………
杏奈ちゃんに「大社長、ウチのプロパガンダって何なのですか?」と唐突に聞かれ
うーんとね『……社員全員が自主、自尊、自立をする為、利潤の追及に邁進する……』が骨子
で、前後に色々装飾語を付けたりするんだよ
葬式や何やらは手段に過ぎないの
『何、急に?』
この間、茜ちゃんと杏奈ちゃんは社会勉強の為、後輩社長に連れられ某選挙事務所に訪問した時、今流行りの「放送法」の話しになりゲッベルスの名前が出て来て、私の本棚に
この本があったから読んで…そう言えば「ウチのプロパガンダって何だろう?」と思ったそうだ
プロパガンダとは、
広く伝えること、宣伝の意味。企業ガバナンスなんかを伝えるってのも含まれる。
「利潤の追求」は営利企業の本分だから私達は社員に嘘を付いていない。慈善事業やあらゆる企業活動も、結局ここに帰結するんだよ
現代……これに失敗した政治指導者が居る
ロシアの「プーチン大統領」だね
ロシア軍がウクライナをナチス並の電撃戦で占領出来なかったのは、国民に対するプロパガンダが嘘で兵隊の士気が無いに等しいから
「ウクライナで迫害等を受けるロシア人や親ロシア派の解放」と国民にプロパガンダを言ってたけど真意は違う
「ウクライナがNATOに加盟すると著しくロシアの国益が損なわれるし、独立すら覚束無くなりそうだから」って所だろう?………
嘘はダメなんだよ
………ゲッベルスは続けて語る
政治家は時に不人気な政策を実行しなければならない。
しかし不人気な政策は入念に準備し、大衆を納得させてから実行しなければならない
なぜならばそれによって一番被害を受けるのは大衆だからだ
彼らにはなぜそうしなければならないのかを知る権利があるプロパガンダの役割は国民を啓蒙し、政策実行の地ならしをする事だ
そうする事で不人気な政策もやがて評価を得るようになり、国民の断固とした支持の下、政府は難しい決定を下し、実行できるようになるのだ
『プロパガンダの役割は国民を啓蒙し、政策実行の地ならしをする事』
つまり侵攻する遥か前から
「ウクライナがNATOに加盟した場合、ロシアの行く末が非常に危険であり、そうなる前に国民が一致団結して危険を排除しなければ成らない」と
事実のみを国民に伝え、納得させなければならなかったんだよ。旧ソ連がナチスドイツと戦った時みたいにね
じゃあゲッベルスみたいな宣伝の天才が居たのに何故、ヒトラーは負けたのか?
いつの間にか「裸の王様」になってたから。プーチン大統領も“裸の王様”だったからこんな風になったんだ
そうそう!
日本にあった旧民主党は、嘘のプロパガンダを語った“悪夢の裸の王様”だったからね……
もう政権を取る事は永遠に無い
少しでも指導的な立場にある者は、指導理念などに嘘をつくのはいけないよ
まぁ…然もありなんだ
………桃子の日誌…