死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

樹理の缶コーヒー

 

朝8時過ぎ………

 

   Ten-Hutー !!

        Salute!!  

 

保安体長のマリウスの号令が掛かる(・・;)

自衛官じいちゃんの霊柩車が保安部の敬礼と会葬者に見送られ火葬場に出発して行く……

 

 

館内では

《 …… 間もなく霊柩車が出発する。職員はロビー玄関にて整列、見送れ…… 》

           と館内放送が流れた

 

 

復元施行で徹夜明けの私とノエルちゃんアレクちゃんも玄関で見送る。

 

この故人は元自衛官とは無関係

親族らしき人は居ない、自治体職員が二人目と私達だけ。野外で突然命を落としたホームレスのじいちゃんも火葬場へ向かった……

 

ふと裏口を見ると専務か保安部の女の子3人が入ってくる。

彼女は今時期、時々ホームレスに暖かい缶コーヒーを配っているんだよ (私達は危険だから反対しているが…)


f:id:however-down:20221105112109j:image

 

「寒い~~」

『うん、寒かったー』

 

 

お昼ご飯はバイトちゃんが作ってくれた具沢山の「豚汁」と「焼き鮭」…やら「数の子酒粕ワサビ」やらなんやら

 

お腹いっぱいになって……

酒粕が余っていたので熱燗の日本酒で溶いて


f:id:however-down:20221105125701j:image

 

どぶろくみたいに呑んでしまったよσ(^◇^;)

 

 

「今日は何処に配ったの?」

『この間ネットニュースに書いてあったから公園に行ってみた』

と言って記事を見せてくれた

 

ひろゆき氏 予告なく公園閉鎖で路上生活者の抗議に「当たり前のことが理解出来ない人が多いのが不思議」

他人の家に勝手に住み着いて、荷物を置き始めても追い出さないのかな?」と投げかけた。

      スポニチアネックス抜粋

 

 

「さっき正玄関から行ったのホームレスの人でしょ?また今年も寒さで命を落とすのが増える」

 

公園で寝てるホームレスは結構な人数いて、かなり前、春に私と後輩社長が深夜公園のベンチで缶ビールを飲みながら花見をしてると、その後ろの垣根でホームレスが寝ていたとかね

そんな所に寝られたら安心出来ないし、ひろゆき氏が言って居る事は正しい。

 

記事中の発言で「彼を批判する人」は自助、共助、公助の「共助」を忘れてる

そんなに文句やご意見を言うなら、あんたが共助をやり続けてから言えってと私は思うよ

 

 

「彼らに無料宿泊施設って勧めたりしているんだけど……もう既に仙人になっている」

入っても「俺なんて…!」とか。こうなったらもう彼らの自己責任ってなるよ

 

 

それに慣れ親しんでしまったホームレス生活が結局一番居心地が良いんだよね

「もうあのままなんだろうなー」って専務が言う

 

きっと無くならないなそんな人

 

もし、本気で無くそうとしたら

   戦後の浮浪児狩りと同じになるぞ


f:id:however-down:20221105134159j:image

 

まあ結局、私達も含めて世間はそんな人を本気で助ける気がないんだ。

何なんだかモヤモヤした気分になるよ

 

「政府?」政府は私達が作ったの。政府に責任って言うなら私達にも責任があるんだよね

 

さてあらんな………

 

          ……………桃子の日誌…