死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

ホームレスを雇用するって事…

 

 

Once Upon a Time in the Tokyo………………

 

 

先日の捨てられた

死んだ子供の事象が落ち着いた夕方頃………

 

 

専務が行き倒れのホームレスの死体を運び入れ

 

「いつもの様にお願い出来ない?」と…

 

 

だから

『あいよ~!』…………と

 

 

 

     彼女はホームレスに優しい

 

 

 

……………当社の連結子会社には、60代の元ホームレスが一人、嘱託で週四日(週30時間位)営繕として働いて貰っている。

(処遇は正社員と同じ)

 

 

 

私がブログを始める前の年くらい

昨日の様に専務が警察からホームレスを運び入れたのだけど.…

 


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その時、警察から

遺体に一緒に付いてきたのが彼だ

 

 

 

死んだホームレスと、一緒に来たホームレスは友人で

二人共バブルが弾けた頃からの仲間。

 

 

朝起きたら横で死んでいた為

第一発見者として任意聴取され警察に……

 

それで専務が連れ来た

 

 

 

彼は友達の遺体に縋り付く様に泣いた

大声を上げて泣いていた…………

 

 

 

そうだね………

 

ホームレスとかって関係ないんだよな。

誰かの為に泣くって事

 

 

死んだのに

泣いてくれる者が誰一人いない

 

そんなの…私は何人も見た。

 

 

 

専務は

「4日後の朝早、私達だけで葬式を行い火葬するから、宜しければどうぞ Σ(・ω・ノ)ノ」

 

 

 

(マジかい (;¬_¬)………………)

 

 

……………葬儀の日の早朝

麻理鈴から「総裁、変なホームレスが第二斎場の駐車場で何かやってる。殴って良いか?」と連絡が来たので

「半殺しにするなよ!!そのまま専務に連絡して」

 

 

彼は相当早く来て、やる事も無いから……

駐車場のブロック壁の角に生えていた草取りをやってくれていた。

 

 

          それが全ての始まり

 

 

専務は、臭いホームレスにきっちり話して

出向に来る前の顧問弁護士とホームレス支援団体の連中とで、無料宿泊所にホームレスを入居させ……

 

 

 

忘れもしない全体会議

 

「総務局で雇用して営繕をさせる」

と言い始めたけど

 

ホームレスなんか絶対反対!!で採決された

 

 

私も反対だけど採択には参加しない

総務局の事は専務が決める事で、私が採択に参加するのは変だから

 

しかし……

後輩社長が「今の採択は拒否!!」と拒否権を行使した

 

 

私は口に入っていた

北海道のセーコーマートから取り寄せていた「ガラナ」をぶちまけた(ノ-_-)ノ ~┻━┻

 

 

後輩社長の拒否権を拒否できるのは私だけだけど…

後輩社長のメンツもあり、皆に再考させ

 

 

……結局………………

総務局には絶対近寄らさせず、目立たない連結子会社で雇用し、そこから連結子会社3社のみの営繕を1年更新の嘱託で雇用した。

 

 

私は元ホームレスに

「専務の顔に泥を塗る様な事をやったら、穴を掘って埋めるよ」と………

 

 

今だって、私や昔から居る社員から信用されていない……

一度ホームレスに転落し長く続けると、社会的な信用を完全に失う

 

 

 

でも彼は、死んだ友人ホームレスと専務の為に、いつも真っ白なツナギを着て

丁寧に仕事をしてる

 

 

今も窓から姿が見える

 

 

 

後一年殆どで……

  彼は無期雇用だ

 

 

        頑張りなさいよ

 

 

 

こうやって様々な者を内包しなから、

私達は前進していく

 

 

しかし、何故あの時

後輩社長は拒否権を行使したのか…?

 

 

 

   専務に買収されたはずだが

        彼女は絶対に語らない

 

 

 

    …………東京の片隅でホームレスを語る