死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

日本人300万人の犠牲で得たもの

 

今年もお盆が終わる

 

葬儀屋はお盆って帰省ラッシュに巻き込まれるくらいで、あまり関係が無い。

総務局や後輩社長宅にも帰省しなかった子供達がいっぱい集まってるよ

 

私は子供達に話しをする……

 

今から77年程前の様に

星が瞬く晴れた夜空から、地上の炎に照らされ赤くキラキラ光る、人を生きたまま焼いていく銀の雨が降る事も無い


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だから当時をシに物狂いで生き抜いた人々が戦争反対、核兵器廃絶って声を上げるのは当たり前の事で……

 

そして今「普通の日常」を過ごせている私達って幸せなんだと心から思う。

 

 

77年前の今日

日本が敗戦し、古い世界秩序が終わり、新しい世界秩序が生まれた日

 

日本各地では太平洋戦争でのあらゆる犠牲者の追悼式が行われ、

当社も国旗、社旗は半旗掲揚だ

 

私は何かの本で

あらゆる生物がシを迎えるのは、変化する様々な事象に適応する進化の為にシを迎える

って事が書かれてあったのを読んだ

 

故に太平洋戦争を含む第二次世界大戦は、その多大過ぎる犠牲を伴った一つの世界秩序のシなのではないか?

私はそんな風に思えるんだよね

 

事実、戦勝国、敗戦国など無関係で「帝国主義」が終了し、主要な参戦国の程が植民地を失い、アジア各国が独立する事が出来たし、

更に日本が得たものは大きく、男女平等のタネが撒かれ、自由に自分の考えを述べる事ができ、

アメリカを番犬にした事で、77年間戦争の無い平和な日常を手にし、

国家予算に対する軍事費の割合が極端に下がり民間に廻った事で、焼け野原になった敗戦国で有るにも関わらず世界二位の経済大国にまで成り上がった。

 

今の日本でも貧困や差別、理不尽なシが横行しているけど、地獄の炎で鬼となって生きながら焼かれ、またその光景を見るって事がないだけ幸せなんだって私は思うよ。

 

これが日本が進化する為に出した300万人もの犠牲で得た対価だ

 

諸行無常の公理」に寄って世界は常に変化しながら進化しているけど

最近ヨーロッパできな臭い事が起きて、それは日本周辺でも起きているけど、大きな進化の前触れなのかも知れないね

 

今は300万人もの犠牲と言う対価を支払って得た平和な日常だ。

 

政府には外交や防衛力の強化をし

これからも、一人の犠牲者を出す事無く進化に適応し、平和を得る為に支払った300万人もの犠牲をムダにしないでいただきたい

 

  ……今日は終戦の日………

     私はそう話しを締めた

 

          …………桃子の日誌…