死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

運転手のおじちゃんの青春


「アネゴ~!」ってファントムに超ニコニコ顔の茜ちゃんが走って来る。

 

私は昨日、千代田区から久しぶりに整髪料でおでこを出した運転手のおじちゃんの運転で帰って来たところ………

第二ラボの駐車場に小さくてもピカピカな茜ちゃんの営業車が止まっている

 

彼女の営業車は


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アイスピンクの「ヤリス」ヾ(^^ )

ヤリスは昨日の朝に納車。
茜ちゃんの免許取得の折に、既に20万キロ走っているピンクのヴィッツから、爽やかなアイスピンクのヤリスを購入
満場一致で一番似合う茜ちゃんが乗る事になったんだよヾ(^^ )

 

ウチの個人管理者(ヤリスは茜ちゃん)がいる営業車は、時間が不規則過ぎで福利厚生らしい事が出来ない代わりにプライベートで乗っても良いし、通勤やドライブもOK


彼女は早速、初心者マークを貼りキャンディを乗せ、施餓鬼と生前整理、納棺体験の為に“あの曹洞宗の寺”に行って帰って来たところ。

もうね……

     嬉しくて車から降りないヾ(^^ )

 

ふと斜め前を見ると
運転手のおじちゃんが目を細めて微笑んでる

 

「自分もこんなだったんですよね(*^_^*)」と運転手のおじちゃんが呟く

 

ノエちゃんが『オヤジ!こんなだったとはどんなだニャ~?』と官能波が浴びせられる

 

 

おじちゃんは車が好き

大学を卒業する前にバイトして免許を取得。初めて買った車が“スカイライン ジャパン”


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年配の方なら知っていると思うけど、これのタイヤを太く(ゴムの部分だけ)したり、マフラー代えたり変なアースをぶら下げたり……

早い話し「シャコタン」にしたワケ

 

でもね、普通のエンジンなので凄い遅い

 

私が以前運転したセリカのキャッチコピー

  「名ばかりのGTは道を譲る」

体現してしまう

で………我慢出来なくなったおじちゃんは、今度はコレに乗り換えた


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マツダのRX-7(色も画像と同じ)

ロータリーエンジンだったこの車は結構早かったそうだが、カメムシみたいな色とかたち。

なのであの当時流行っていたスポイラーを付け………


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本牧や鎌倉、湘南なんかにナンパに行ったり、あてもなく走ったり……

いろは坂やら正丸峠やらに走りに行ったり

 

でも、そんな事より

「自分の車のシートにただ座ったり、運転しているだけで、茜さんみたいに嬉しかったんですよ(#^_^#)」

 

『へ~そうなんだヾ(^^ )』と言ってもな~私は大学生の時に免許だけ取って、今の仕事を始まる迄ペーパードライバーだったし~

良くは判らないけど、

 

運転手のおじちゃんは官庁の中途上がりで、その頃は「24時間戦えますか」ってくらい働いて、車以外に何の楽しみも無かったそうだが………

まあ私に言わせれば「そんな事ねぇんじゃないの?」って感じ( ̄0 ̄)

 

だって、カネの無い大学生のスタンダードらしく、カネをかけない遊びを凄い知ってるし、ウチの会社で「こっくりさん」を改めて始めたのは、3人の官庁上がりの運転手のおじちゃん達

 

私は…おじちゃん達にとって車は“奥さんのナンパ”を成功させた

 「性春」そのものだったのだって思うよ

 

        さもあらんな……

 

           ………桃子の日誌…