権力とは与えられるものじゃない
奪取するもの……by 鬼舞辻桃子
プロキシーファイト(委任状争奪戦）でお父ちゃんから権力を奪取したお嬢ちゃんが、苦労知らずで世間知らずのお嬢ちゃん故に会社を倒産させた原因について……
………では、続きを
カジュアル路線へ舵を取ったお嬢ちゃん…
カジュアル層って店にはやって来るけど買わないよ。大体100家族がやってきて家具が一つってところだね。
読者の皆さんも「暇だからちょっとイケアに行ってみるか…？」そんな感じで行くでしょ
それでも品揃えにメーカーの特徴を出してターゲットとする客層を掴んでいる
では大塚家具はカジュアル層にシェアを持っているの？大塚家具の品揃えは飛び抜けた特徴があったかい？無かったでしょ
これは恰好の批評のネタになる。
冷やかしに行ったカジュアル層は「大塚家具よりニトリやイケアの方が良いね」って言うの。なーんにも分からないのにね。
だから二回目の来店は無い。
更に致命的な失敗なのは………
傅け(かしづけ）ば必ず購入する客層を切り捨てた事。
来店してもほったらかし、不機嫌になって「大塚家具ではもう買わない」ってなる。
これを予想していた大塚家具のお父ちゃん。
すかさず「匠大塚」を作り、娘が切り捨てた上客を全て手に入れた。
これなら家具に素人の私だって簡単に軌道に乗せられるって
店に訪れた上客に今まで経緯を説明するのは「お父ちゃん」。
つまりクロージングがお父ちゃんで今までより遥かに気持ち良くなって買うよ。
更に他の店舗の出店を相談すれは、感謝されながら新規上客付きで相談にのり、更に大きくなる
それも上客が生きてる20年くらいの間だけど
まあ結局、お嬢ちゃんの会社は、既存の上客と新規の客の獲とく機会を失いあの有様だ。
「私なら………」
経営権を手に入れても暫く、販売構造を変える様な事はしない。
既存の上客に更に傅いて大切にし「お父ちゃんの時より良いじゃん！」と思わせ…経営危機だからと更に客を紹介させ、「外商」に力を入れて、お父ちゃんの動きを完全に封じ込める。
それと平行し「大塚家具って何なのか？」を徹底的に模索
ユニクロの「GU」の様な店舗の準備を始めて開店させ、ゆっくり全国展開するって感じだね。
それにあれだけ内部留保があるんだよ。なんだって出来る
経営者なら誰でも思い付く事が分からないから「お嬢ちゃん」って言われるんだ。
そうそう、
ヒュンダイ車の販売があったな…私ならまず
「日本の皆さん、私達に自動車というものを教えて下さい」
とコピーを付けてショールームと試乗車だけを用意
カタログやホームページには「この車体の基本構造は日本のメーカー、サスペンションやショックはドイツのメーカーから技術獲とくし、韓国や日本の道路状況に合うように調整しました。」とか、韓国臭さを徹底的に抜く
焼肉セット１キロとか景品を付けて、試乗車に乗せ意見を集め……本国で車を改装、意見の書かれたカタログに改装部分を正直に書いて、実車を様子を見ながら低価格で少しづつ販売するね。
ターゲットは中学生のいる四人家族で更に「どうしても車は必要、価格が安いからヒュンダイでも良い」って思う人々。
まず、ここから始める
でもね、強く韓国車ってイメージが付いて回ると、恥ずかしいからこの客層でも買わないんだよ。
このあたりの事を韓国人が理解し、割り切るかどうかが成否を分ける。
まあ……ヒュンダイにしろムンちゃんにしろ
かぐや姫も含め
そんな勇気や行動力など持ち合わせてないから、宇宙の海や東海に落ちて溺れるな
そんな彼ら彼女を…私はヤマダ電機や軍艦旗を降ってあの世へ見送る
…………桃子の日誌…
