昨日、大塚家具の記事にJapan-eat (id:japan-eat) さんがこの様なブコメをくれた
昔レストランのお客様としてご利用頂きましたが、かなり当時から横柄な態度でした。あまり好意的にはなれずでしたが、今となって当然かなって個人的に思います。
この内容から、大塚家具のお父ちゃんが客と見ているのはどんな人々か分かりますね……
今回は先日の講義で話した内容をあまり端折らないで二回に分けて書くよ
それから経営ってのは時代背景に強く影響を受けるし、正解は一つじゃ無い
だから、私の考えも絶対正解だ!とは言えない
ただ、将来経営者になるつもりなら、こんな考え方もあるんだねと読んで頂きたい
では昨日の続きを………
「お父ちゃんの失敗」
そもそも大塚家具の衰退は“お父ちゃん”にあるんだ。
この大塚氏の販売方法は
「来店した客に、店員がペッタリ貼り付き傅いて販売する方法」で、
営業が上手ければほぼ100%商品を販売する事が出来て“少ない来店者数”でも十分高利潤を得る事ができる
昔ながらの販売方法だね
また、自分達が販売ターゲットとする客を囲い込み、更に傅かれて気持ち良くなる事が大好きな客から「大塚家具は良いよ~」との口コミでそれを囲う客を大きくする事が可能になる
しかし
この傅かれて買いたい客は減ってしまった。
よくリーマンショックなどで購買できる客が減ったとか、購入意欲が無くなったからって言うけど、私に言わせてみれば違う
理由は簡単。
ただの代替わりだよ
親が年をとり、購買の中心は大塚家具のお父ちゃん世代(75歳以上)から息子の世代(50歳代)へとスライドする。
この代替わりした世代は「店員が付いて回る」のがウザい。
大塚家具に行くと店員が付いて来るのを子供の頃から知っているから行かない。
故に売り上げがドンドン減少して行く
町の個人の電気屋さんが無くなったのも同じ理由
あの狭い店に入ると強制的にでも買わなければ成らないような空気感があるでしょ?
それに色々なメーカーの商品が見たいからね
でも大塚パパにはそれが理解出来ず赤字に転落。紆余曲折あって結局、プロキシーファイトに勝ったお嬢ちゃんに社長が交代
お嬢ちゃんは経営不振が今までの販売方法に問題がある事を知っていて、
客にくっつく販売方法の廃止
高級路線からカジュアルへの方向転換
を行う
だけど、重要な事が忘れられている。
「新しくターゲットとするカジュアル層の性質」
「大塚家具とは何なのか」
「今までの大塚家具を支えた客層」の事。
お嬢ちゃんが失敗した最大の原因なんだよ。
…………続く…
明日はお嬢ちゃんが行うべき経営と、如何にしてヒュンダイ車を日本人に販売するかです
…………桃子の日誌…