「うーん……なんかイマイチだな~」
『音が小さい…三味線より一回り小さいからかな』
『三味線のバチで弾いてみ』
「やだよー蛇革に傷が入るじゃん」
昨日の後輩社長と私達の会話。
三線(蛇味線)で「津軽じょんがら」を弾くとどんな感じになるのか?
やっぱり宴会余興の領域を出ないんだよね……
もちろん三味線での演奏は作品の域に達している
我が後輩社長の“ひかり”はネックがあって弦を弾く楽器が大好き
ギターは当然、三味線も三線も独学で弾ける様になったんだけど
三味線の代表曲の”津軽じょんがら“がイマイチしっくり来ないとブツブツ…( -_-)o
テレビや私の歌う「流れて津軽」のイメージが強すぎて
真冬の厳しさや
昔の津軽地方の変な貧しいイメージが滲み付いて
津軽じょんがらを弾いてもそんなイメージと「高橋竹山」の顔しか浮かばない
津軽地方も厳しい冬が終わって
雪の下からは雪割草が顔を出して春の訪れを知らせる。
早春の津軽平野が表現出来ないって
これ、明日の津軽地方出身の故人のスライドショーでの演奏するんだよね。
で、結局……曲の間合いを無くし、ロリポップの「暖かい“津軽平野”」で繋ぐ事になりイントロの編曲をし直す事になった。
でもきっと演奏直前にまた変わる
私達ってね、こんな感じでやってるんだよ。
たった3人の遺族の為に……
…………桃子の日誌…