死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

木クズ、わらクズ、紙クズよりも、役に立たない人のクズ…

 

雨……

昨日は、雨降りの休日。

 

 

こんな日はスローなピアノを弾く

 

ピアノの大屋根を開け…

 

 

ノエちゃんは譜面台の上でカギしっぽをゆっくり振りながら…ヘソ天

 

 

ジムノペディ……

亡き王女のためのパヴァーヌ……

Baghdad cafe~コーリングユー……

 

 

雨の日は、

オールドラフロイグをショットで飲みながら、こんなのをよく弾いている………

 

ノエちゃんと2人だけで共有する贅沢な時間

 

 

 

……昨日は何気に父の遺品のレコードを聴く気になって


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高橋竹山』のレコードをかけた……

 

 

竹山氏の三味線は

 

津軽の冬の海岸…

   貧しい漁村の情景と匂いがする

 

 

 

皆さん御存知の通り

高橋竹山氏は盲目の門かきから、世界一の三味線弾きになった偉人。

 

 

父は……私が出来てからの

自分の生き様を重ねている様だった。

 

 

竹山氏のDVDに『寒撥』と言うのがある…

 

木クズ、わらクズ、紙クズよりも、役に立たない人のクズ……これは盲目の自分の事。

 

門かき(流し)で……汚い、邪魔……

目が見え事で、蔑まれ苛められ

そんな人に聞いてもらうのは並大抵の事では無い。

 

でも、これで食べていかなければならない。食べなければ死んでしまうから……

 

と竹山氏は言って人並み外れの忍耐と稽古をした。

 

 

私はまだ小学生で良く判らなかったけど……

今ならわかる。

 

父も母も学生の分際で子供を持ち家庭を築くなど…有り得ない様な時代

私を育て家族を食べさせる為に、何を言われても耐え

 

私の前では仕事の泣き言など、一言も言わない……

 

母も同じだった。

 

 

私も…

死臭(ブリーチとアンモニアが腐った様な臭い)線香臭い、悪霊が憑いている、気持ち悪い

 

木クズ、わらクズ、紙クズよりも、役に立たない人のクズ…

 

 

人がやる仕事じゃない。エタだ……

そう言われ…苛められ

 

でも…父も母も、そして私も

 

       絶対に負けなかった

 

 

精神を病む…もっての外だ

    自分が倒れ負ける事…

 

 

それは自分が大切にしている者、自分を大切にしてくれている人

 

  これらを守る事が出来なくなる事

 

 

   私は大学で殆ど友人が居なくなった……

 

 

 

でも、私は

私の辛さや哀しさ、悔しさ、喜びや幸せを共に喜んでくれるヒカリちゃん(後輩社長)と言う『友』と出逢えた。

 

 

倒れそうになったら支え合う

でも、もたれ合わない

 

 

人のクズでも…

凜として一人で立つ、それが人と言うものだから

 

 

両親から受け継た生き様

 

だから…

私や私の大切な者達の前に立ちはだかり、蔑む者全てを屠りながら立ち続ける

何を言われ様と人のクズの首領として…

 

 

雨の音…

竹山の三味線が泣く音…

父が一人隠れて泣いている嗚咽……

 

そんな音は私をセンチにさせ

     内面世界へと導いて行く

 

 

私は父の心にヒカリを与える事が出来たのだろうか………

 

 

今週のお題「雨の日の楽しみ方」