………千代田区神田地区より出立ちし、幾多の出征軍人は身を鴻毛の軽きに比し、身命を賭して国難に当る。
又銃後を守る老も若きもあらゆる苦難に堪えて………
と裏に書かれた石碑がある
「身を鴻毛の軽きに比し」
って言葉があるけど
私も葬儀で関わった全ての人々から得たものにより、自分が相対する相手に依って命の重さの捉え方が変わる……
……不完全だけど都合の良い考え方だ
自分の命の重さは自分で決めるのが生物。
だから私は万難を拝し自分の為に
生きて生きて…徹底的に生きて、生ききっても、まだまだ生きる
私は死なないし、死ぬワケにはいかない
私の命は、宇宙全ての質量より重い
そもそも私は…
死ぬのが、死ぬ程怖いんだよ
昼過ぎ目を覚まし、竹内結子さんが自殺したとネットニュースで知った
死に場所が自宅だから「縊死(いし)」だろう
ネットでは…「びっくりした」「残念」「可哀想」「何があった?」とか…
色々言ってるけど、
私は何とも思わないんだよね……
死を悼む事を言わないと不謹慎とか云う輩の幼稚な「同調圧力」なんかどうでも良いし
そもそも私は竹内結子氏と、知り合いでもファンでも何でも無いから
まぁ…発見が早いのが不幸中の幸い……
遅れた場合…この人はデブじゃないから、頭と胴体が分離する事はないけど
腐敗して、髪の重さで…頭の皮がてっぺんから裂け、首に髪の毛をあしらった「頭の皮のネックレス」をするハメになる
髪の毛って重いんだよ
私は何度も自殺した死体や遺族に付いて書いたし、その時関わった自死遺族をも雇用している
そして自死した死体の半分近くが
自殺行為中の事故死と書いてる
死ぬ時、苦しくて「ちょっと待った!」となった時には既に遅い。
例えば縊死(首吊り)なら、首の縄の辺りに引っかき傷があったり……
飛び降り自殺なら
死ぬつもりなら、建物より遠くに落ちるハズなのに、壁の側に落ちる
私は飛び降り現場を見たけれど、壁とかベランダみたいな部分に血痕が付いていたり……
飛び降りる寸前に足がすくんで躊躇した時に、誤って落ちたんたろう
ドラマや映画の様には格好良く落ちない
もし、本気で自殺を思い止まらせるなら自殺行為中か、その瞬間………
死ぬのが
何故か怖くなって来たその時しかないね
例えば、自殺の名所と呼ばれる場所は、
到着してから死に場所を見つけたり、自殺ポイントに着くまでに距離もある。
死ぬつもりで来ていても、
死ぬ恐怖が高まって…その時、途中にあった救いの電話にかけるクリエイティブな屁理屈を思い付けば…
自殺を思い止まらせる事も出来るかも知れない
「死ぬ」と云う生物最大の恐怖は、一度味わうと二度と忘れないからだ
私みたいなチンケな乱闘でも、
終わって落ち着いたら物凄い「死ぬかも知れない」と云う恐怖で足が震えて立てなくなった
無理心中で生き残った殆どの片割れが、その後、クリエイティブな後追いせずに済む理由を語り生き続けている。
片割れが死んでしまったのだから、自分は死ななければ成らない、
死ぬしか無いと云う「死ぬ事の脅迫」を味わってしまったから
殆どの自殺未遂者が、もう一度死のうとすると…
死ぬ事の恐怖を思い出してしまい死ねない
さて……
死のうと思って行為に及ぶ直前に考える事が出来たり、誰かにぶん殴られるなど、
具体的行動で阻止されれば、この先の自殺行為も止められるが………
大抵の場合、そんなの居ないワケで…
今回の竹内結子さんの件がスタンダードだろう
その日も普段と全く替わらない
家族や友人、命の電話にも相談しない……
これ、どうやって自殺を察知して止めるの?
受け取り側の母親みたいに気付かない
こんなのも止められるの?
ウイルス騒ぎや
解雇、倒産、借金…社内での人間関係
これなら行政の取り組みで、自殺を思い付く前に防げるかも知れないが
家族との人間関係、恋愛感情や関係…
こんなの如何するの?
想いを話さなければ自殺を考えてしまう。
しかも自殺行為中は殆ど一人きり
防げないよ…自殺直前になんて
だからね………
悲しかな…自殺を止める事は限りなく不可能に近いんだよ。
竹内結子さん
今、何処に居るのかな……