死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

私の大切なひと…愛するものたち

 

昨日の深夜前……

 

遺族と明日の大規模葬儀の打ち合わせ中…

 

 

「中華屋さんのおじちゃんが倒れた!!」

 

と斎場内で秘書の女の子から手話で知らされ

 

 

 

通夜の総号令を社員の女の子に後を任せ…

おじちゃんが運ばれた病院に入った

 

 

 

おじちゃん、マスク着けて仕込みしていて

  軽い「熱中症」による脱水症状だった……

 

 

病室で普通に寝ている

 

   おじちゃん、死んじゃうかと思った……

 

 

 

中華屋のおばちゃんや、バイトの女の子達…みんな廊下にいて

 

  「ももちゃん、大丈夫だよ。

       心配かけてゴメンね…」

 

 

と、おばちゃん………

 

 

 

ずーっと廊下には居られないし

 

車には秘書の女の子や運転手のおじちゃん…

アレクちゃん、大吉ちゃんがいる

 

 

バイトの子達を帰し

秘書の女の子と運転手のおじちゃんも帰そうとしたら……

 

 

「俺らも泊まるよー」って

 

コンビニでおにぎり買って来てくれている

 

 

車の中で食べていたら…

 

 

  涙が出てきて止まらない…

      怖くて………声をあげて泣いた……

 

 

 

おじちゃんも、私の両親の様に…

 

突然、私を置いて死んじゃうかも知れないと思うと、怖くて怖くて…大声で泣いた

 

 

 

アレクちゃん、大吉ちゃんが、何度も自分の頬で私の涙を拭いてくれて

 

 

「モモ、ここに居るよ!!」

ノエルちゃんも…皆も慰めてくれる

 

 

そんな私を…

運転手のおじちゃんと秘書の女の子は、見ないでくれていた…………

 

 

 

 

…………夜明け前…

後輩社長と専務、ロリポップ常務、麻理鈴が来て

 

 

「そんな顔、通学する子供達に見せられないでしょ。私達がやる

代わりに2ラボの外国人のエンバミングと溜まっている復元施行をお願い」と言って…

 

 

お弁当を渡してくれた…………

 

 

 

……………朝、病室に行くと

おじちゃんとおばちゃんがケンカしてる。

 

「モモちゃんに心配かけて!!と…」

廊下にまで聞こえるケンカをしてる

 

 

また……いっぱい涙が出た

 

 

車に戻ると

アレクちゃんと大吉ちゃんのホッペタが、私のファンデで真っ白……

 

心配そうに私をのぞき込んでいる

 

 

総務局の女の子達や花屋、和菓子屋の社員からも励ましのラインやメール………

 

 

本当によかった…

おじちゃん死ななくてよかった

 

 


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  私を大切にしてくれる

    皆が居てくれて…本当に良かった……