昨日は月一のグループ会議、
当社の子会社の管理職と、専務、常務、後輩社長、私が参加する
他の役員の子は別の部屋で
お菓子やたまにアルコール混じりで会議をSkypeで見ながら、チャットで参加する。
昨日はスーパードライを吞みながら会議を観戦していたみたい。
彼女達が直接参加しないのは
連結子会社にいる元々の社員が、全くモノを考えず、発言もせず、文句だけを言うから、無理やりにでも会議に参加させる為
特におじさんの管理職がその傾向が高い
彼らは当社に連結される前の社長や役員や管理職だった人間だ。
そんな中、後輩社長の女の子に所見の説明を求められたある連結子会社の係長が、その場で答えた戦略仮説の純利益と………
専務と常務がその場で行った仮説検証の数値が合わなすぎる
彼がフェルミ推定の為に引用した数値でのモデル見積計算が何か変で…
サイコパスコンピュータの専務と常務が激怒した。
決済後、ここで出された数値を元に達成工程が作られるからだ
彼の会社の客層では、提案された新しいサービスは殆ど依頼されない…
彼の戦略仮説とターゲット選択が間違っているからだ。
規模の大小に関わらず、商売をする上で
『どこの誰にどんな商売をするのか?』
ターゲットを絞る事は重要。
ターゲットを絞るとは
商品やサービスのコンセプトを決定する事。
当社では名前まで付いた架空の人物を具体的に設定、この人が最大限に喜ぶサービスやオプションを考える。
具体的架空の人物を設定した方がより提供するサービスのコンセプトを明確にする為。
何故なら人は『感情を買う』からだ
大塚家具の大塚久美子氏がニトリやイケヤに対抗する為に商品と店舗のカジュアル化を進めた結果、連続赤字を出している
大塚家具の客層は前社長の頃からの、店員にかしずかれ…気持ち良くなる富裕層だ
彼らは『お金持ちという優越感と』大塚家具で『安心した』という感情を買う
先代から脈々と続いていた事はそう簡単には変わらない。
久美子氏がカジュアル路線に変更した為に、値段ではニトリやイケヤに勝てず、
単純に客数が増えた為に接客サービスも中途半端……
全てが中途半端になった為に赤字に転落したのだ。
久美子氏や側近がターゲットの選択とターゲットの感情をよみ間違ったからだ
間違うのは……
『人はモノを購入する事で得られる感情にお金を払う』と言う事を分かっていないからだ
ニトリやイケヤで家具を買う客層はどんな感情を買うのか?
これが判らない限り絶対に上手くいく事はない
あらゆる商売がそうなのだ。
これから起業する人、起業したけど上手くいかない人、売り上げが減少し続ける会社……
『ターゲットの選択』と『人は感情を買う』という事を理解してますか?
また、ターゲットが喜ぶ販売方法や営業が思い付きますか?
様々な方が自分のブログで起業の成功方法を書いているけど……
経営者としてのマインドの持ち方など二の次三の次の後の事だ。
これは商売の事だけではない。
上司と部下の人間関係にも言える事。
この事が理解出来ないと幾ら自己啓発みたいな事やマインドを語っても
誰も上手くいかない……
『ターゲットの選択』と『人は感情を買う』
この二つの事と、思い付く知恵を持ち合わせないと失敗すると私は思う
さっきの係長は、自分の社長である
本社営業1部長の女の子にも、こっぴどく怒られた……
彼らみたいな脳みそしか集まらないから、ウチに連結されてしまうのですよ