熊本地震から2年…
被災地の傷はまだ癒えたというには
まだほど遠い…
先ほどニュースで
熊本地震の追悼式典の様子が流れていた。
遺族代表の方があいさつの中で
「私たちが前を向いて歩いていこうとしていること、若い世代の活力が将来の熊本を創造する希望になっていることを報告する」と締めくくった。
私には東北震災の時に知り合った高校生の女の子がいる。
彼女は東北の田舎町の子で…将来は東京で就職したいと言ってた成績も頭も良い女の子。
でも、
『私が東京で働くと言ったら、あんたは地元に何かしようと思わないのか?
「みんなは地域や東北の復興の役にたちたい」と言っているのに…あなたは何なの?』
と同級生、大人達、老人達に囲まれて責められたそうた。
被災地の方へ…どうか…
地元被災地を離れ、新しい地で根を張ろうとしている若者を郷土に縛らないで下さい。
若者は誰でも自分の幸せを自分の手で手に入れる権利があるのです。
あなた方の同調圧力で縛らないで下さい。
お年寄り達へ…
彼ら若者は、あなた方より残された時間は遥かに長いのです。
あなた方のセンチメンタルやノスタルジーで地元若者が復興に尽力する事を期待するのはやめて下さい。
言葉にも出さないで下さい。
それはパワハラですよ。
それ程までに自分の地域を愛しているなら…
あなた達の残された時間だけを使い、
地域復興の為だけに残りの命を使い、
この世を去って下さい…
それが嫌ならその土地を捨てて下さい。
いま、彼女は東京の大学に通いながら、当社の直轄子会社で明るく楽しく働いている。
私は彼女や被災地を離れて働く若者の
将来の幸せを心から願う……