死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

死ぬとき..怖かったね...『仕方がない』で死んで逝くペット達

 

昨日の夜……

 

水没した実家の様子を見に行ってた後輩社長がら電話があり

 

『だから今実家に帰りたくなかったんだよ!』

 

 

と……

パーカーの胸の中で甘えてるノエルちゃんもビックリ..怒りの第一声。

 

 

 

専務に『あなた達、実家行けば』と促され

土曜日の会議に出ず、後輩社長とロリポップ常務は水没した実家に帰った。

 

 

ロリポップ常務が渋ったのは、ただ面倒くさかったから…

なのでキャンディも連れて遊びに行った

 

 

 

しかし後輩社長は違う。

 

 

彼女は私の震災での出来事を、自ら再現するのがいやだったからだ

 

 

でも…私が一番可哀想だったのが

そのまま放置されている『動物』の死体

 

猫、犬、たまに鼠…

みんなそのまま…中にはカラスについばまれている子もいる…

 

道端に落ちていたタンスの引き出しに
見つけた死んでしまったペット達を持てるだけ入れて安置所に帰ったら


『そんなの持って来るな!!』と


凄い怒られて…


タンスを持って外で泣いていたら、

『これを読んで。あなたにもご加護がありますよ』と

ラクトを持って渡して歩くおばさんとおじさん。

 

私は、一番心が弱かった時を信者を増やす絶好の機会だと被災地で伝道活動をした

プロテスタント教会を未だに忘れないし、許さない。


そんな様子を見ていた某宗派の坊さんが

この子達の為にお経を上げてくれて、被災地のある場所に2人で埋めたな…

 

これを私が後輩社長に話して………

 

 

来る時は私は仕事、彼女はボランティアで別々だったけど、帰りは一緒。

 

私と後輩社長は、

私が動物達を埋めた場所に、避難所から持って来たネコ缶やワンコのご飯を埋めて最期のお別れをした。

 

 

 

………後輩社長の実家はある程度は片付いて

 

 

何となく川縁を見に行くと…

      あれがあったそうだ

 

 

生乾きのニャンコ

多分…外飼いのワンコ

泥に塗れたニャンコの死体

 

みんな粘土の泥に埋まっいて、死体現象の速度は遅いが、醗酵中……

 

 

水害被災地にはコレがある

 

多分、みんなペット…

 

 

ウチの第4ラボに来たタヌキちゃんやニャンコ達同様…

野生動物は呑気では無い


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人がヤバいと思うより早く逃げて、しっかり生きている

 

 

こんな災害で死ぬのは人に飼われている生き物

そして助けられなかった事をマスコミが美談にする

 

 

 

これ……何でこうなる??

 

自宅脇を流れる川があふれ始めたのは先月25日午前11時すぎ。

「水が家に入ってきたと思ったら10分ほどで膝下に達した」と夫の美夫さん(49)は振り返る。

それでも犬が心配で自宅を離れられず、巡回中の消防署員が2人に避難を促した。

 

美夫さんは「逃げないなら俺も逃げない。

死んだら犬の面倒も見られないだろ」と、泣きじゃくる美沙さんの腕を引っ張り連れ出した。

犬を入れたケージは台に乗せ、高さを稼ぐことしかできなかった

 

犬27匹全頭連れて、どこでも良いから逃げろよ!!

連れていけないなら命捨てても残って犬守れ

 

 

犬にガッポリ金儲けさせて貰ったくせに

 

結局、犬は見捨てられたわけで

6頭の犬は見殺しにされたのですよ。『仕方ない』ってね

 

 

この夫婦にはブリーダーの資質は無い

犬は、置き去りにした夫婦を恨んで死んだ

 

 

   わんこ..死ぬ時……怖かっただろうに…

 

 

 

マスコミは何故『悪の陳腐さ』を美談にする?

 

この『仕方ない』こそが、ハンナアーレントの云う『悪』の正体なのに………

 

 

 

仕方ないと云う言い訳は、人を納得させ諦めさせる最も効果のある言葉。

 

効果があるから多用され、多用されるから陳腐と言われる。

 

それでも、この様な場合に使うのは卑怯過ぎる…

 

 

 

いつもの様に自殺するまで叩けばいいだろ?安倍晋三を叩く様に書けよ!

 

『ブリーダーの手本!犬27頭の命を見捨てて自分達だけ逃げて見事助かる』とかね

 

 

 

このおばさんも似たようなものだ。

 

 

何故ニャンコを押し入れに入れた?

ネコなんて直ぐにパニックになって暴れるのも知っているだろ!

 

こんな時は、二階に上げてケージに入れ直ぐに非難できる様にするのが当たり前。

 

たまたま助かったからよかったけど

死んだらこのおばさんが『仕方ない』って殺した事になる。

 

 

       こんなの美談ではない

 

 

 

何でこんなにもペットに対する防災意識が低いんだろ。

 

 

台風19号の夜

総務局などは止水壁を最大高まで上げ、赤ちゃんや子供達、ワンコ、ニャンコ達も

全員ライフジャケット着せて、早々に二階に上げた

 

動物たちは全員ケージの中

 

 

総務局はコンテナユニットの連結構造で、堅牢にして防水……

 

子供達にコンサートを見せながら、専務は外の防犯カメラに釘付けになってたそうだ。

 

 

だれ一人、準備不足で殺す事が無いように。

当然、植物も……

 

 

読者の皆さん、

自分の大切な家族のワンコやニャンコが

 

 

ずぶ濡れで…お腹が腐敗し膨らんで死んでる姿を見たいですか?

 

溺死で口や鼻から血を流して死んでる姿を見たいですか?

 

 

私は絶対に嫌だね……

 

 

その為には

『この様な状況を作らない事』が肝要で、それを準備するのは飼い主の義務。

 

 

 

 

 

………後輩社長は被災した実家に戻り、ビニール袋と段ボール箱を持って来て、ニャンコとワンコを入れ……

 

 

新しく買った実家の庭先で、敗れている皮膚や内蔵をしまい、綺麗に見た目を整え、埋めたそうだ。

 

 

何の臭い?!

って…見に来た後輩社長のお父さんは

『あぁ、それがお前の仕事ね…』と……

 

 

死んだ事を陳腐な『仕方ない』で済まされたこの仔達の死に方を

 

 

      『犬死に』と言うのだ

 

 

         可哀想に………