死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

ラ・ヴィアンローズ

 

………バラ色の人生じゃん…

 

 「じいちゃん背負え!」

     と茜ちゃんに無線で指示。

 

    『らじゃ~~ ( ̄○ ̄)!!』

茜ちゃんは泣き崩れた小っちゃいじいちゃんをおんぶして霊柩車に向かい、玄関先で歩哨している保安部の女の子がお姫様抱っこしで霊柩車に乗せた

 

これ、先週あった告別式から出棺までの出来事。

 

じいちゃん、この告別式で…

生まれて初めて女の人に花を贈ったの

 

それは三本の薔薇


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三本の薔薇の花言葉

       「愛しています」

 

 

………昨日、香典返しの一部の回収と葬儀のお礼に先述の故人(施主)宅へ訪問したよ

中に入って後祭壇へ

 

祭壇には三本の薔薇が供えられていたよ

 

子息(施主)さんに寄ると

「葬儀の後、あの社員さん(茜ちゃん)から渡された花 (薔薇) が気に入って、花屋に薔薇を買いに行く様になり……

今まで会話なんか殆ど無かったのに、花の話から会話をする様になった」

 

「よく婆ちゃんの話しをするんだよね、楽しくやってたみたい。わざと色々聞いたら照れくさそうに話してくれるよ」と

 

  そんな感じの話しをしてくれた(#^_^#)

 

ボケてむさ苦しい爺さんだと思ってたけど、けっこう「豊かで幸せな人生」だったんだな…ってσ(^_^;

 

そんな……ソファーでポケーッと昼寝してしている爺さん見てたら、なんかホッコリしたよ

で、茜ちゃんに「早めに顔出してきて (^^ )」と言ったら

 

昨日……

 

……「アネゴ~~!!爺さんの高額葬儀の生前予約も貰ったよー! 婆ちゃんの49日もウチでやるって~ (^_^)ゞ」

 

    ヨシ!でかした!!茜ちゃん!ヾ(^^ )

 

            ……桃子の日誌…