……神と人との関係…
「お~…私、結構教えられるじゃん!(^o^ )」
この頃…ほぼ毎日、私と後輩社長は昼寝の時間を削って交代で茜ちゃんに勉強を教えている。
彼女もきっちり実力も自信も付いてきて、顔のツヤも非常に良い感じ(^^ゞ
でも反対に高校卒業認定試験が近い杏奈ちゃんは、何か不安そうにしてるの
昨日も私の大社長のイスに座って、そんな感じだったから
受験部隊の女の子が「合格祈願に神社でも行こうか?」と言って1ラボの鎮守の神社へ出かけて行ったよ
私は「人事を尽くして天命を待つ」って事を何度も書いたけど、言い換えれば
『神に祈っても、願いが叶う約束はしてはくれない』って事なの
例えば小学校の勉強しかやってない12歳の子供が、一心不乱に神様に祈って大学を受験しても合格しないでしょ?
そもそも受験資格の年齢に達してないから。
ちゃんと受験出来る年齢になって、高校の勉強をして…更に合格できるレベルの受験勉強を全力でやらんと合格しないよね
これって「人が努力為べき事(人事)」で、人が出来るあらゆる事をやり尽くすって事。
じゃあ神の天命(御神徳)は何なのか?
試験当日に事故に遭わないとか、風邪を引かないとか、健やかに受験勉強か出来る様にとか……
人ではどうにも成らない事を助けてくれるって事なんだよ
つまり、天命は「運」と言うエッセンスで、結局、合否を決めるのは「実力」だけなの
杏奈ちゃんも茜ちゃんもそんな事は良く知っていて……それでも不安だからってわけ
そんな時、神様は誰にも分け隔て無く一時の心の安寧を与えてくれる。
神は公平では無く平等な存在だから
……桃子の日誌…