死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

“うつわ”の小ささを思い知る

 

………オーメン

 

昨日の花屋さんのご主人は第一ラボの祭壇に安置され「訃報」は“反社避け”の為、花屋さん関係者や知り合いに「電話」を掛け、新聞お悔やみ欄は葬儀終了で掲載する

 

昔気質の昭和の商人のご主人には知り合いが多く、通夜数日前なのに多くの弔問者が訪れてくれ、今もポツポツやってきてくれてるよ

 

今朝、私の中華屋さんご夫妻も弔問と食べ物の差し入れと、暇を持て余してる花屋さんの子供達と遊んでくれていて

    そんな風景に遺影のご主人は微笑んでる

 

「そう言えば中華屋さんと大社長って特別な関係なんですよね…?」

と保安部の女の子達とアレクちゃんが不思議そうに聞く。

 

私は中華屋さんご夫妻の事を何度もブログに書いた。

私達の会社が「胎動」を始めたのは、東北震災で“ひかり(後輩社長)”と出会った時。会社が大きくなる前に出会ったのが“ジュリン(専務)やロリポップ常務”……

利権戦争の反抗直前に出会ったマリウス保安部長とお母さん顧問弁護士……

 

  私は何か事象が起きる時

     何故か出逢いに恵まれた

 

でも、これら会社全てで起きて…これからも起きる事象の現況を作ってくれたのは

私のアルバイト先の葬儀屋を紹介してくれた

 

    中華屋さんご夫妻なんだよ

 

まあ……そんな感じで話していたら

いつの間にか私の周りに皆が集まっていた

 

事には必ず始まりが有って、

私にはその予兆の一つに出逢いがある。

 

只今、8時15分……

二つ並べた焼香台には列が出来て、受付に座ってくれた中華屋さんのお母さんの前にも、商売抜きの弔問者の列が出来てる。

 

私と後輩社長の前はビジネス絡みの弔問者が並んだ…

私達は自分の器の小ささ、人徳の無さに恥ずかしくなったよ

 

  また、花屋さんのご主人に教えられたな……

 

          …………桃子の日誌…