………下着検令の日々…
この時期私達の会社では
「股引や毛糸のパンツを履け!」との業務命令と中学校の様な下着検査が敢行されてる
これ一度履くと暖かくて中々脱げなくなる
今年はまだ誰も500円貰って怒られたヤツはいない
そんな中、茜ちゃんが私の毛糸のパンツを編んでくれた(#^_^#)
茜ちゃんの特技と趣味は「編み物」
皆のリクエストでワンコ達のサマーニット、冬のセーター、大人や子供達の手袋や靴下なんかを仕事の合間に編んでヾ(^^ )
私の毛糸のパンツ(丈がお腹まである)も短時間に3枚も編んでくれたよ
これ今では珍しい「編み機」で編んだんだよ
(こんな感じの編み機)
茜ちゃんが来る前……
ウチのボランティアの女の子が訪問していた独り暮らしの婆ちゃんが亡くなり、形見分けと言う都合の良い口実でウチの女の子が持たされた物
結局、総務局の胎児ちゃん達が暮らす“おニャンコ大神”の霊廟に陳列していたのだけど、
それを茜ちゃんが目を付けたの
編み機は凄い骨董品だけど、状態が非常に良くて全く問題が無い。
ネットや何やら自分が訪問してた婆ちゃんの、その使い方が分かる知り合いを連れてきて教わり、
最近になって使用可能にしてしまった(・・;)
試しにマメちゃんの腹巻きと毛糸のパンツを編んで、チンチンを出す穴を作り忘れたけど問題無し
で、「アネゴ~パンツ編むねー」と、ジャージャー動く編み機に寄って来るニャンコをブロックしながら私の毛糸のパンツを編んでくれた
お腹の中まで暖かいよ(*^-^*)
なんか彼女を見てると、読み聞かせを始めた頃の車いすの梨子ちゃんと重なって見えるんだよね(o^-^)
「良い家来が出来たじゃないヾ(^^ )」「ウチの子の靴下も編んでくれたよ」とマリウスがニコニコしながら言う
『そう言えばもう少しで赤い手袋の女の子の命日だよね……』
「なんかやろうよ、赤い手袋の女の子が虹の橋を渡ったから今がある………」
この有難い出来事の対価は必ず返すのだ
…………桃子の日誌…