死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

なんとしても生き抜く…

 

最近…私は、様々な理由で

茜ちゃん、杏奈ちゃんとの帯同が多い。

 

これ『まだ自信と実力が伴わない時』に、ひとり立ちしようと頑張っていても「運」は味方になってくれない。

一番問題なのは悪意を持って彼女達の前に現れるクレーマー。私達は彼らの前に立ちはだかり若い花の芽を守るんだ。

 

今日早朝、茜ちゃんと一緒に4ラボへ

丁度、保証局長が野良ニャンコ達に朝ごはんを食べさせているところ。すると先に食べ終わった今年生まれた小さな男の子ニャンコが凄い大きく「シャーー」っと周りで食べてたニャンコ達に威嚇してご飯を奪った。

あんなに可愛いのに、そんな子猫を見た秘書の女の子はショックだったみたい。

アレクちゃんが割って入ろうとしたけど私が止めた

 

私と茜ちゃんはそんなの気にせず、ご飯を獲られたニャンコに改めてご飯をあげたんだよ

 

………只今、移動中…

「さっき凄かったですね…………』

『うん、まあね……』

 

話はそれで終わり

更にオラオラ系にしたアルファード中で随行秘書の女の子と茜ちゃんは寝はじめた。

 

私や茜ちゃん、今日の運転手のマメちゃんも分かってる

あの子ニャンコはそうやって生きてきたってね。耳たぶが千切れて(避妊手術の跡じゃない)刃傷もいっぱい

 

    『生きるって難しいな……』

 

と、映画の中で大泉洋がセリフを言ってたけど正にその通りで「凄かった……」

そんなんじゃ済まない、あのニャンコは生き抜く為に命に関わる修羅場を何度も越えて来たんだよ

 

 

アレクちゃんが…

「いいの?」って私とノエちゃんを見る。

 

いいんだよ、あれで

アレクちゃんや私達が暮らす人間界と野良ニャンコの住む世界は違う

生き抜く為に必要な「あらゆる生きる術」の一つでも選択肢から外していたらなら、あの子ニャンコはこの世に存在していなかったんだ。

 

茜ちゃんも、私も、専務も…そうやって生きてきたんだよ……

 

多分、これからもね

  私は生きるって事を放棄しないから

 

          …………桃子の日誌…