死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

軽(かろ)きに泣きて 三歩あゆまず

 

石川啄木の短歌に

 

『たわむれ(戯れ)に 母を背負いてそのあまり 軽(かろ) きに泣きて三歩あゆまず』

と言うのがある


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  (これは笹川良一氏が母を背負ってお宮参り)

 

この短歌の情景は私も理解出来る

 

 

今年も4ラボの保証局長は、彼女に関わる様々な動物達の為にお盆も実家に帰らず会社にいる。(コロナは無関係)

だから一昨々日、彼女の両親と祖父母が顔を見にやって来て昨日帰った

 

昨日の昼過ぎに私とロリポップ常務で挨拶に行くと、保証局長が里山をお爺ちゃんを背負い婆ちゃんと降りて来て……

両親と祖父母が帰るとなんかしんみりしてるんだよね。

 

ボソッと「爺ちゃんってあんなに軽かったんだ…」と言う

ロリポップは「ふぅーん…」って言ってるけと、私もそんな感じになったあるんだよね

 

私がブログを始める少し前、私の大切な中華屋さんのお母さんが、何でもない店の出っ張りで転び、足首を捻挫して

慌てて私が背負ったら、軽いんだよ……

 

お父さんに「ももちゃん、重いから自分で歩かせて」と言われ、本当は軽いのに重たい振りして車まで背負って連れて行った

 

なんか不思議な感覚……

私を置いて虹の橋を渡っちゃう様な気がして凄いショックで不安になった。

 

 

「お別れに来たのかな……」

そうつぶやく保証局長に私もロリポップも返す言葉も無く、代わりにニャン玉達が彼女を慰めてる。

 

『ねぇ時々実家に帰って顔見せてあげたら』

「山の動物たちを置いていけないから無理」

 

局長はそう言ったけど、違う

多分、実家に帰らない彼女が、帰るって事は同居している祖父母に自分が

「虹の橋を渡るフラグ」を立てるかもって思ってる

 

仲の良さそうな家族達だからね…

  それが少しでも壊れるのが怖いんだよ

 

 

それでも自分が望まなくても別れはやって来るって分かっているけど、自分の大切な人達と別れる覚悟なんか私も出来ないな

 

だから

保証局長の爺ちゃん婆ちゃん、優しい彼女の為に長生きしてね (#^_^#)

 

          …………桃子の日誌…