………桃子の一人語り…
今朝……斎場ロビーでは
当社のカルテットが、カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲のリハーサル演奏をしている
彼らの演奏は何時も私の心を修復してくれる
「モモ、西欧人と東欧人は違うよ。心が貧しい人を仲間に入れては成らない」
(何故そうなのかはここには書けない)
「モモらしく無いよ!!」と
先日、オーストリアの葬儀社社長から強く忠告された ( ̄0 ̄)
勿論、ココで言う東欧人とはロシア人やウクライナ人…ポーランドより東国の事
普通、誰かに相談する時ってのは、既に心の中に結論が出ていてそれを追承認してもらって安心感を得る為にするもの……
オーストリアの社長は、躊躇し相談する私の背中を、何時も経営者の義務を果たす方向に押してくれる
私達の会社は現役大学生との関わりが強い会社故に、大学生が主催する社会活動などを行うサークルや支援団体がやって来る事は何度も記事に書いた。
先日、外国人の生活支援を行っている学生団体からロシア人学生の支援を頼まれていて
「当社従業員の安全確保と保障」を理由に断ったのだが……
(この様な事は私達の子供達の中にもいたよ)
所用で某大学に行った後、学食に寄るとロシア人留学生の女の子 (スラブ人は直ぐ判る) が一人ポツンと座って飲み物とパンを食べてたので、可哀想になって声を掛けようとしたら、希美ちゃんとキャンディに真顔で止められた。
大学でもあれだけロシア人差別はいけないって言っているのに、実際は何故そうなるのか……
理由は判っていたし、私もそう思う。
だから私達が海外で行おうとしている支援とは別に考えなければ成らないって事も
でもね……そんな彼女を見てると「それで良いのか…?」なんて考えてしまうんだよね。
ただ私には社員の生活と安全を守る義務があり、その為に鬼になるんだけど
私だって不安になる事もあるんだよ
そんな時、情に流されず義務を果たす様に背中を押してくれる人が居る……
……………なに、何があったー?
カールちゃんを連れた後輩社長が「モモが悩んでいるから」とオーストリアの社長から電話があったそうだ。
私は後輩社長に思いの丈を全部ぶちまけた……
…………桃子の日誌…