昨日の夜、
NHKの「若者たちに死を選ばせない」を視聴した。
若者たちに死を選ばせないね………
無理だろ絶対に
番組中、どっかの学校でセミナーをやってたおばちゃんが「聴く姿勢」「ただ聴く」って事が大切なんたと言っていたけど
政府の自殺対策のリーダーが言ってた通り
「既に手遅れ」だから
私は何度も何度も自殺者に付いて書いたし、数多くの自殺者の遺族とも接している。
東京は火葬場不足の為、火葬まで最低四日かかる。そんな状況の中で、遺族と人間関係を構築していくのが私達のやり方。
だから殆どの遺族に、故人に付いて語られたり、遺書を読まされたり………
その約半数が「言い訳と弁明」なんだよね
番組中に出ていた中学生の息子を自殺で無くした父親が出ていて、様々な自殺の原因とかを話していたけど、
大変申し訳ないが、一番の直接原因が抜けているんだよね…………
この子は朝、「学校へ行きたくない」と父親に言っている。
でも父親は行かせてしまった。
分かるかな………
つまり、学校へ行かないと父親に怒られる、怒られるのが怖い
結果、逃げ場がなくなって自殺したんだよ。
この子が自殺したのは全て父親が悪い
娘が自殺した母親も
直ぐにやってくる自分達の誕生日に付いての質問を無視した。
絶対におかしいじゃんこれ……
私達と関わった自殺者の遺族もおんなじ。
死んでから何を言っても“既に手遅れ”でしょ
番組には、
コロナ騒ぎで職を失って自分には生産性が無いと、自殺未遂したねーちゃんもいたけど、彼ら3人に共通する事がある。
それは…あの……
「自己重要感と自己承認要求が充たされいない」んだよ
この二つが満たされいれば
学校へ行かなくても自分は父親に愛されているから、分かってもらえる。
母親に自分の感情をぶつけても嫌われる事は無い、私は母親に愛されているから許される
コロナ騒ぎで収入が無くても母親に愛されて、自宅にも居場所もある
私は母親に大切にされていて、それは永遠変わらない
そう思えたなら
この三人は自殺行為などやらなかったんだ
まぁ今更、何を言っても
「既に手遅れ」なんだよ…………
………今日はお休み。………
だけど勤務期間が短いバイトの子達に、少ないけど現金支給のボーナスを渡しに行く。
「少なくてゴメン、冬は普通に出るからね」と私が頭を下げて言う事で、
彼らの自己承認願望と自己重要感を少しでも補充出来るから
そしてね………
何ごとも無く普通に渡せるって事は、とっても大切な事なんだよ