夢の国アメリカ合衆国
読者の皆さんの中にもホームステイや留学、仕事などで今も赴任中だったり、
比較的長期間住んでいた事がある方も居るはず。
私や後輩社長も
資格取得の為に、飛行機で地獄の通い詰めをやっていた
アメリカは……
観光では判らない様々な色の光や、グラデーションの影を持つ奥深い国。
だから私は住みたいとも思わない…イヤな国だ
この国にも業務連絡所があり
ペンシルベニアとマサチューセッツに二人ずつ4人が留学している。
彼女達は演奏者のユーロ圏の女の子達とは違い、理学系の留学生
つまり専務と常務の目に叶った変人女の子達。
ユーロ圏同様、彼女達にも「一人5千ドルやるから帰って来るな!!」と厳命してある
この……二つの州も、中国人がもたらした中国ウイルスのお陰で悲惨な事になってる。
そもそもアメリカ人は、潜在意識で人種差別をやりたくて仕方がない国民性……
故に、東洋人はかなり風当たりが強い。
流行し始めには、危険過ぎて大学院にも通えなかった位で、マンションのドアに
「中国人は中国から出てくるな!」と何度も張り紙をされて怖い思いをしたそうだ。
でも、日本人と分かると態度が軟化する。
中国ウイルスのお陰で、中国人は悪い人間とイメージが出来上がっている様で、韓国人は鼻にもかけられていないない
一般アメリカ人に置いて「東洋人」とは、日本人と中国人の事を言う
その中国ウイルス騒ぎも一段落付いて
彼女達も最近、生活に必要な物の買い出しにも出かける事が出来る様になった………………
………………先日、そんな彼女達に日本から支援物資を送った。
日本を感じられる物……
日本製の使い捨てマスクの中に、総務局の子供達が作った手作りの布マスクがある。
この間、アメリカとのSkype会話の時、子供達がつけていたのを「可愛い!」と褒めたら「作ってあげる!」となって……
子供達みんなで、刺繍の名前入りのハム太郎と、マイメロディの手作りマスクを作って送った
(私の指示で、中にウレタンマスクに挟む活性炭吸着フィルターを入れれる様に作る。アメリカ社会は甘くない)
(減便の影響もあるが、貨物が少ない為、変わらず届いた)
子供達は、彼女達が自分達のマスクを着けているのを見て照れくさそうに…彼女達は涙ぐんでいた。
相当、日本が恋しくなった様だった………
……………ペンシルベニア州の女の子2人が食料を買い物していると『ネギメロン』の老教授と出くわし……彼女達のマスクの話しに
「布マスクだが、それは効果が有るのか?」
『中に活性炭吸着フィルターを挟んでいるので、ディスポのマスクより効果的。
これは日本本社に居る子供達が、私達の為に作ってくれた真心のトレジャーだ。
馬鹿にする人は、誰であろうと許さない!』
そう答えて、あまり上手ではないハム太郎マスクと、刺繍の名前と2枚のフィルターを見せた
イギリス人の教授は謝罪し、とても感心して自分にも2.3枚作ってくれと頼んだそうだ。
彼女達は子供達の思いに士道を持って応える
そんな彼女達にイギリス老紳士も士道で応える。
自分が得する事と、メンツにしか興味がない中国人は、永遠に持ち得ない精神
MITの2人も同じ、遺族と遺体と接していつの間にかに身についた心だ。
彼女達が一時帰国出来る日も近い
Jガールの爽やかな心を持ち続け、乗り切ってほしい
アメリカも夜明けが近い
………………大和撫子達の矜持