死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

ノエルちゃん、若造にゃんこを教育する

 

昨日………

また東欧の超田舎のおっちゃんが死んで、第2ラボ斎場で吸血鬼に成らない様なエンバミング( ̄。 ̄;)

 

 

 

ここでは前日から大規模葬があり

担当の専務がラグドール2にゃんこと、

 


f:id:however-down:20200206124623j:image

 

 

ワンコ達を連れてお泊まりしている。

 

 

ラグドールにゃんこは、デカイにゃんこでメインクーンくらいになる。

まだお子ちゃまなのに、もうノエルちゃんと同じくらいの大きさだ

 

 

 

朝一番で私とノエルちゃんがいっぱいチューしながらラボ斎場に行くと

ラグドールの若造2ニャンコが……

 

ノエルちゃんお気に入りの定位置で、非常にマッタリとくつろぎ中……

 

 

当然……

 

私の腕の中から飛び出して

 


f:id:however-down:20200206154719j:image

 

 

 

   『どこに座っとんじゃー!!ガキ!!』

 

 

 

当社の…ニャンコの上下関係は超厳しい

(と言っても、ノエちゃんの下は一並び……しかし、にゃん玉タマちゃんは別格)

 

 

びっくりして逃げた所に、

 ノエルちゃんがゆっくり座る。

 

 

そして…少し傍に寄ってきた若造ニャンコに『ウニャオニャオ……』と喋る様に説教を始める。

ノエルちゃんの説教はねちっこい( -_-)o

 

 

随行秘書の女の子に後を任せて

私は酒臭い東欧人のエンバミングへ……

 

 

監視カメラで見ていると

いつの間にか『猫の集会』をやっている

 

 

しばらくすると

『ダダダダン!!』と音がする

 

見ると……

ノエルちゃんが、若造ニャンコ達を引き連れて、おやつがある部屋の扉を足で高速キック。

運行記録や点検記録を纏めていた運転手のおじちゃんを呼んで、扉を開けさせて

 

 

『チュールちょうだい!!』と言っている。

 

 

 

ノエちゃんのメンツを潰させるワケにいかないので

おじちゃんにチュールを3本出して食べさせて貰った

………………

 

 

…………専務が故人を送り出し、事務所に戻ってきた

 

 

ラグドールにゃんこ達は専務の所にお迎えに行ってゴロゴロ甘える

 

 

ノエルちゃんは…

カメラを見て私を呼ぶ。

 

私も事務所へ戻り、いっぱい抱っこする

 

 

久しぶりに6人で専務が作ってくれたお弁当を食べる。

にゃんこ達のごはんも一緒にテーブルの上…

 

みんな一緒で美味しく食べる。

 

 

私のランチジャーの中に

お子ちゃまからの手紙が入っていた

 

『モモねーちゃん大好き』…嬉しい…涙が出そうになる

 

「よかったね!!」ノエルちゃんが私に言う

 

 

こんな言葉がある

 

人は知恵や能力、努力だけでは
決して心の安らぎに達しない

 

その無力さを知り
自然のあるがままの姿で
仏の手に身を委ねた時
初めて人は救われる

         親鸞

 

私にとっての仏とは

今、正に目の前にいる、居なくても私を大切に思ってくれる全ての存在。

 

 

本来の意味とはほど遠いけど

悪びれる事無く、彼等にゆったりと全てを預ける事が出来る

 

それが分かるから私は幸せなのだ。

 

 

………ノエルちゃんは

また若造ニャンコ達を連れて歩く。

 

 

窓際の日のあたる廊下で寝ているワンコ達を、躊躇せずに跨いで歩いて行く

 

 

若造ニャンコ達は

こうやってノエルちゃんに躾られていく

 

 

       まあ…さもあらん