昨日のある通夜の後、
当社の動物家族の全てを統べる黒ニャンコの「ノエルちゃん」が、
新しく追加結成された第三オニャンコ隊 (猫3ニャンコのグリーフケア部隊) に「当社のニャンコたる心構えが成って無い」と説教している。
ノエちゃんの説教はねちっこくて長い( ̄0 ̄)
現在、当社では第七次カルメ焼きブームの真っ最中。
あの婆ちゃんに教わった「カルメ焼き」は、何かのきっかけがある度に会社内で広がっていくんだよ
カルメ焼きを作るのは、ちょっとだけコツもあって、難しくもなくて、簡単過ぎってのもなくて、遺族の子供達も楽しく作る
昨日は暇をもてあましていた、控え室に泊まっている遺族の子供二人に、ロビーで1部長が一緒にカルメ焼きを焼いてあげていた。
私が2ラボに入ると、他の遺族のおばちゃんも集まってワイワイやってる
2人はオニャンコ隊のニャンコを抱っこしていて、1部長が目で私を呼ぶ。
そばに行くと、遺族の女の子が「は~い」ってノエルちゃんに割ったカルメ焼きを差し出す。
「ノエルちゃんお願い」『任せるニャ!』と
ノエルちゃんは角砂糖くらいに割られたカルメ焼を二つ食べてくれた。
それを見ていたオニャンコ隊は『ヤバい』って顔で目を反らす
因みにアレクちゃんは丸々一つ美味しそうに食べちゃった。
ニャンコはワンコより味覚を強く感じるわけで、ニャンコはあの甘過ぎるカルメ焼きは食べたくないからズラしだけど
ノエルちゃんが普通の顔してるけど、我慢して食べたから………
その夜遅く………ノエちゃんはニャンコを召集して“ネコの集会”を開いて
「オマイラ!!モモが困る事をするんじゃないニャ!」とウニャウニャ怒ってる。
ウチの動物家族には暗黙のルールってのが存在していて、異種の動物達の個々それぞれの安定した関係を維持しているんだけど、
その中に「私を困らせない」ってのがあって、それを守れないってのは
“当社で暮らすニャンコの心構えがなっとらん!!”
と怒ってくれている(・・;)
しかも1時間以上 (o^-^)
説教の後、ノエちゃんはアレクちゃんを従えて戻ってきて、謝礼のチュールとヤギミルクを飲んで私の懐で寝ているよ……(-_-)zzz
…………徹夜明け…
仮眠中…一足先に起きたアレクちゃんが「ボス~朝ご飯だよ~」って起こしに来た。
寝いす前のテーブルの上には、1部長から「ノエちゃんアレクちゃん、ありがとう!」って、チュールがいっぱい上がっていた。
「ご飯食べてからチュールも舐める~」
さて、今日も元気に働こう!!
…………桃子の日誌…