……これが「運も実力のうち」って云うんだよね……
正月三が日
事故御殿に来ている後輩社長のお母さんが…
普段は、あまり見ないお笑い芸人が出ている番組を見ながらボソッと言った言葉。
これ、全くその通りで…
M-1グランプリで優勝した芸人でも直ぐに消えて行く者の方が遥かに多い
消えて行く芸人…
いや、タレント全てに共通する事は
漫才を披露する機会が少ない今の時代なら、バラエティ番組で求められる「アドリブ能力」が足りないと言う事だろう…………
……読者の皆さん、様々な意見があると思うけど、私が思う実力とは……
個々の事象と云う川の、どの辺りになら立っていられるか?って言う能力かな?
ごく普通の人々は流れの緩い下流に立っている
流れが緩いから立っていられるけど、水量が多く深い(人が多い)ので、直ぐに(人の)流れに押され
転んだり、流されて溺れたり埋もれたり…沈んだまま浮き上がって来なかったり……
しかし、川の上流にある急流や、滝に落ちるギリギリの場所に立つ事が出来る人がいる
これらの人は
その個々の事象と云う…
川の上流に立つ為に必要な体力、筋力、技法、恐怖に打ち勝つ精神力を、普通の人が行わない努力で身につけた力を持っている
これが「実力」ってもので、これを身につけた人を「実力のある人」と云うと思う
………そして「運」とは「業縁」だ。
「業」とは行いの事。
「縁」とは
「因果」の『果』に影響をもたらすベクトルやファクターを持っている、因と果を結びつける紐の事。
先ほどの川で言うなら
急流に立つ訓練や努力が『業』で、その『業』を行う事でより良い『果』を得られるチャンス(運)が『縁』になる
川の上流は流れは強いけれど、更に上流から結果に強い影響をもたらす『縁(運)』が数多く流れて来る。
その中から自分が望む結果を拾う事が出来るのは、努力して身につけた体力や、良い運を見抜く目と言う『実力』
実力があるが故、間違って悪運の縁を掴んでも、直ぐに手放して良い運を掴む事が出来る。
沢山『運(縁)』が流れて来るので「より取り見取り」だ。
実力がなければ、良き運は拾えない……
実力があれば、良き運を拾えて成功する。更に誰も行かない上流の急流ならば尚更
これが「運も実力のうち」と言う事だ。
………下流には…
上流で拾われなかった「悪運(縁)」だけが澱みながら流れてくる
そんなの拾っても上手く行くどころか、最悪の『果』をもたらし、下手すりゃ死んでしまう
これは…全ての生物に言える事だ………
先ほどの売れないM-1グランプリ優勝者は、M-1グランプリで優勝する為の努力はしたけど、
タレントや芸人として生き残る為のアドリブ能力を磨く努力を殆どしてない……
故に実力が無いから消えて行く
数学の成績を上げようと、英語の勉強を努力しても数学の成績は上がらないのですよ。
努力しても上手く行かない人は、間違った努力をしていないか見直すべきなのだ。
早く気付こうよ………