死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

チンピラ君の恩返し…義理と人情

 

義理と人情…秤に掛けりゃ

       義理が重たい男の世界

なんていうのがあるが……

 

 

………昨日の昼過ぎ…

 

後輩社長から

『ももさん、凄い前に葬式に来ていたチンピラがスーパーに居て、買い物の荷物を持ってくれて、積んでくれた…Σ(・ω・ノ)ノ』と…

 

ウチの斎場で諸問題を起こす『隣国人』の1万倍礼儀正しい……

 

 

彼らとは…

ある葬式会場で逢った

 

葬式は誰でも来る事が出来る。

だからたまに反社会的団体(暴力団)の組長やその奥さん、幹部が混ざって来ている事がある。

 

カタギの故人の場合、

会葬者が多いので通夜には来ない

 

殆どが告別式にやって来る。

 

 

 

そんな感じで…

 

目立たない様にやって来るのが普通だけど、

その日の組長は、身長180㎝以上の「歩哨」二人を連れてきて…

 

 

黒いスーツに白いネクタイ…

真夏の炎天下に門に立たせている

 

門の外(公的歩道)だから文句は言えない…

と云うか…可哀想過ぎて見てられない

 

 

見かねた私と後輩社長は

紙コップとギンギンに冷えてるポカリスエットを持って行って、

 

遠慮する2人に無理矢理紙コップを持たせ、ポカリスエットを注いで飲ませた。

 

 

多分、彼らは「詰め」の若衆。

 

余程辛かったのが、一人500ミリのペットボトル2本を一気に飲んで…紙コップを回収

 

 

ありがとう御座います」と元気よくお礼を言われた

 

 

そんな事が2年前にあり

  その時はそれで終わる………

 

 

 

それから二カ月くらい後……

 

 

その葬儀を施行した都市の郊外にあったスーパーに、専務に頼まれた総務局の食材やら…買い物していたら

 

こんにちは!!!」って大声で叫ぶヤツがいて、よく見ると先日のチンピラ君2人、

 

 

彼らはカートとカゴを持ってくれて

会計の後、買ったものを丁寧に袋に入れ……車まで運んでくれた。

 

私も仕方ないから

組長や、他の詰めには内緒だよ。自分の為だけに使ってね。ありがとう御座いました」とお礼を言い、

労働対価として謝礼一人2万円を渡しその場をあとにした。

 

 

随行秘書の女の子は

すっかり怯えて震えてた…………

 

 

そのスジの人達とは関わり合いは無いけれど、

商売が大きくなると、こんな感じで接触してしまう事もある。

 

 

だから、吉本興業が何か揉めているけど

 

社長や会長はよくもまぁ…

自分の事を棚に上げてモノを言うと、面の皮と腹の黒さには感心してしまう。

 

 

最近、反グレと言われる輩……

杉並区には中核派のお姉ちゃん議員までいて、ちょっとした社会問題にもなっているか、

 

彼ら2人はかなり違う様に見える………

 

 

…後で聞くと……

後輩社長も一人三万円を労働の対価としてお礼に渡し

「立場上、頑張ってとは云えないけれど、どうか健やかでいて下さいね」と伝えたそうだ

 

 

今、普通に生活していると言われる人々より

このチンピラ君達に親近感を覚えるとは世の中変わったね………


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彼らチンピラ君達には

「元気で…」と、私は心から願ってやまない