死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

カイコの死骸と読書が子供達に与える事…

 

当社の蚕蛾の交尾も終わり、全ての蚕蛾が一昨日までに一生を終えた。



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彼らには蜜を吸う口が無い……

産卵の為だけに成虫になる。


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一人生き抜き義務を果たそうとしている彼らの顔は気高い。

 

 

子供達は

蚕蛾の死骸を土に埋め…涙を流し手を合わせる。またほんの少し大人になった。

 

 

 

…………晩ごはんの後、4歳の女の子が

「何で赤ちゃんゴミ箱に捨てられたの?」

と私に聞く……

 

職場のゴミ箱に女児放置と言うニュースを読んだみたい

 

 

「母さんが自分で考えないで、いつも誰が助けてくれると甘えていたからだよ。

助けてくれる人がいないし、如何していいか判らないから、ゴミ箱に捨てたの。

 

赤ちゃんの命より、自分が怒られる方が怖い人だから」と

 

「ふう~ん」……だって

多分、この子なりの意見や考えと少し違う様だ

 

 

ここの子供達は、親からの遺伝で全員頭が良い。この子もある程度以上の漢字が読め…

既にバイリンガル

 

 

伝記や物語を一人で読むのが大好きで…

感受性の高いこの女の子の質問は、事の本質の真ん中を突き、公平で公正で残酷…

 

 

この子が、あるフェミニズム系のネット記事を読んだ時

 

ファウスト博士と、この人おんなじ…(^^)/」

 

と言った

 


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ゲーテの戯曲『ファウスト』の中で、自分の描いた絵から現れた悪魔が、

自分の命令に何でも従う事に興奮するファウスト

男の上げ足を獲り…

嫌な事を、何でも男に押し付ける女に例え

 

フェミニズムをわざと歪めて…都合良く利用するズルい女の不公平、不公正を辛辣に…

しかも自然に指摘する…

 

 

絵本もアンパンマンも、プリキュアも…

ゲーテシェイクスピア宮沢賢治も…

創世記もヨハネ福音書も…

古事記日本書紀も…

歎異抄も釈迦の言葉も……

我が闘争も……

 

本は、上の子供から順に下の子へ…真似して読まれ……

 

幼稚園の友達や総務局の大人達との仲や、世間で起きた自分に取って理不尽な事を考え、思いを伝えたり、我慢したり……

本は、子供達個人の考え方や、行動の基礎を作っていく。

 

 

「三つ子の魂、百まで」と言うけれど、それだけでは済まない。

 

大人になっても関わるモノに依って、考え方は変わって行くけれど…

7歳頃までに受けた様々な影響に依って人生が決まる

 

 

蚕や養蚕のワンサイクルを終えた子供達は、生き物の命をとても大切にする様になり

上辺の「ありがとう」では無い『感謝』を口にする様になった。

 

カイコの命は子供達全員の人生に「折」を迎えさせてくれた。



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子供達は、私達四皇の『群狼の目』ではなく智慧を持つ『人の目』をしている。

 

 

どうか…健やかにゆっくりと…

私達四人が行けない遠くまで歩んでほしい…