死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

ママ、超カッコいい!!女ピッコロ大魔王の魔奏

 

『ママ、凄~く格好いいねー!』

『うん!!凄いカッコいい!!(*^-^*)』

 

初めてママ達の演奏を見たお子ちゃまがキラキラな瞳…満面の笑みで答える………

 

この子達の大好きな自慢のお母さん

 

 

 

当社の総務局には

管弦楽の演奏者が7名在籍……

 

複数の関連楽器を演奏し、葬儀規模や形式や演目に応じて演奏する。

 

 

 

今日は葬儀受注したある高校のブラスバンド部元顧問の先生の三周忌演奏会。

 

もう…知っている部員が集まる機会も持てないから最後にと…遺族と部員からの要望だ

 

高校のブラスバンド部だけの演奏と演奏曲では間が持たないので……

当社も管弦楽オーケストラを編成し、以前、野外演奏会での戦争映画のマーチを演奏する事になっている

 

 

 

今日は総務局の女の子達も他の葬儀に出かけているので…

早朝から私と、尻がまだ痛い技術局長が、総務局の女の子達が帰って来るまでお子ちゃま達の面倒をみるのだが…

 

 

 

このあいだ…

『ママって何やってるの~?』

 

 

って…後輩社長がお子ちゃま達に聞かれ… 

 

『楽器の演奏してるんだよヾ(^^ )』と答えたけど…

 

 

そう言えば…

この子達に一度も演奏をしている母親達を見せた事が無い

 

なので

早朝のリハーサル演奏をネット実況で見学させてあげる事になった。

 

 

 

衣装を着たお母さんを見るのも初めて

演奏が始まると、最初は照れくさそうに…やがて画面にかぶり付きで見てる…

バイオリン

チェロ

オーボエ……

 

専務の随行秘書ちゃんが、お母さん一人一人の演奏する姿を丁寧に映している…

 

 

 

今日の演奏で最も重要な演奏楽器はフルート。

 

中でも『ピッコロ』の出来が演奏成功を左右する

 

 

私の膝の上で見ているこの子達のお母さんの一人が、当該演奏のピッコロ担当。

 

彼女のフルート系の演奏は…

私がピアノを弾く姿に似ていて…

 

 

まるでピッコロ大魔王だ

 

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当楽団の演奏は、曲と曲の『間(時間)』を詰めて流れる水の様に演奏するので…

ひと息つく間も無く25分間、ピッコロを吹きっぱなし。

 

だけど…リズムに乗ってとっても楽しそうに吹いてる

 

 

この子もお母さんに合わせて手拍子したり、シリアスな曲では神妙な顔しなから…

お母さんと一緒に参加している

 

 

そして…最後には泣き出してしまった。

 

 

『ママ、凄~く格好いいねー!』

『うん!!凄いカッコいい!!(*^-^*)』

 

『リーちゃんもピッコロ吹く?』

『うん!!』

 

今日からこの子にとって『大好きなお母さん』から…『大好きな自慢のお母さん』になり…

お母さん社員達も、この子達に晴れの姿を見せる事が出来た

 

 

こんな風にアスリートが産まれていく…

 

 

しかし一番目立っていたのは彼女達ではない

 

 

一番目立っていたのは…当該演奏会のマエストロ……一番小っちゃい2部長の女の子だ…Σ(・ω・ノ)ノ

 

彼女はまるで


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モーツァルトの様に指揮台で動き回り、行進までやって見せた…( -_-)o

 

 

今、正に目立っている本番真っ最中だ(ρ_・).。o○

 

ヤツの得意満々な顔が目に浮かぶ…

 

 

さあ、お子ちゃま達とお昼ごはん

この子達のお母さんの自慢話を沢山聞きながら…

 

 

自慢話…?何が悪いの

 

世間に自分の母親を誇りに思う子は、どれだけいるのだろうか…?