死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

最初で最期の七夕…お子ちゃまと、赤ちゃん二人、一緒の旅立ち

 

先日のお子ちゃま一人と赤ちゃん二人は

総務局の子供達が心を込めて書いた短冊と共に

 


f:id:however-down:20190707194156j:image

 

 

無事に体は分子の海へ…意識は素粒子の海へと帰って行った

 

 

 

日蓮宗のタコ坊主には

 

専務とお母さん顧問弁護士の二人で、

「信者と宗教者の立場を利用したパワハラモラハラ、場合に依っては訴訟を起こす!」

 

と、寺に怒鳴り込んだら、ビックリして平謝りだったそうだ。

 

 

どうも…日蓮系の宗派は『折伏(悪人・悪法(自分達以外)を、威力をもってくじいて仏法に従わせること)』の悪い癖が付いているが、

 

若い女だと思ってナメていると

非常に面倒くさい事になるという良い修業だ。

 

 

 

担当の2部長と夜間の女の子に依ると

 

 

二人の旦那は通夜の前日まで会社…

 

当社斎場でお泊まりの、赤ちゃん二人のお母さんは、すっかり打ち解けて

死んだ赤ちゃんを抱っこしながら、笑い声も…

 

 

………この間入社した赤門ちゃんが、厨子と御題目、真言宗の本尊…

 

総務局の年長とその下の子供が、短冊を付けた小さな七夕飾りを持ってきて

 

 

「赤ちゃんに持たせてあげて下さい」

お母さん達に渡した…

 

お母さん達はとても感激して

 

 

お互いの七夕飾りに

「天国で幸せに成れますように」と短冊に書いて棺に入れた………

 

死んだ赤ちゃん達には

最初で最期の日本の年中行事

 

 

2部長は無改造のグランドピアノがある部屋に行き…

 

 

練習リハーサル室の扉を全開にして

 

七夕から正月の年中行事の曲……

入園から小学校卒業までに習いそうな曲

お母さんといっしょの曲

アンパンマンのテーマ……

 

中学高校の卒業式で使われそうな曲

最期に瀬戸の花嫁……

 

サプライズで彼女がピアノソロ演奏すると

ラブラドールは彼女の足元で……

 

お母さん達は我が子と一緒にわが子が成長していく様子を思い浮かべ…

感慨に浸りながら聴いてくれていた。

 

 

 

二人とも何か吹っ切れた様で、通夜の前日に納得して…

自ら赤ちゃんを棺に入れる事が出来たそうだ。

 

 

人を癒し、慈しむ事が出来るのは

 

 

                 「時」

 

      日蓮になど無理な事だ……

 

 

赤ちゃん達と常務担当の女の子は… 

同じ日の同じ場所、同じ時刻、3人一緒に旅立って行った。

 

一度結ばれた『(えにし)』は切れる事は無く…

3人て仲良くお母さん達が作ったお弁当を食べながら、地蔵菩薩と共に極楽浄土へ向かう……

 

私達は

この子達の旅が楽しく幸せなものになる様に心から祈るだけだ………

 

どうか…どうか安祥で実り豊かな旅を……

 

 

 

            ……………オラシオン