死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

人が死ぬ時…

 

私は自分の両親の死に目にも立ち会っていないのに、他人の臨終に出くわし、何故か私が看取る事が稀にある。

 

それは、珍妙な宗派のプロテスタント信者の『聖餐式

 

そんな珍妙で個人でやっているプロテスタント教会の牧師はお金が無い。

年金暮らしの牧師以外はアルバイトや別の仕事で生計を立てていて…中にはYouTuberまで存在する

 

なので…信者が危篤だと連絡をしても

クビになってしまうから仕事から抜け出せない。

 

 

ウチに生前予約をくれて、予め頼まれた熱心な信者とかならば

私が聖餐式カトリックの終油の秘跡を取り仕切る事があって……

 

 

聖餐式はパンとワインを口に当てるだけだが

式を受け安心した危篤者が

私が祈っている最中に息を引き取る事がごく稀にある。

 

病院なら医者が直ぐ来るけど、自宅ならそうはいかない。

 

私の目の前で死んで逝く……

 

 

 

人は…『オギャー』と息を吐いて産まれる

 

そして死ぬ時…

 

      息を吸って呼吸が止まる

 

 

 

昨日『大往生』という在宅医療と在宅死をテーマにしたNHKの番組があった。

 

在宅医療を受けてる老人達の、生前から臨終までの取材をしていた。

 

 

この番組に出ていた老人も

私がホスピスで見て知っている『老人が死ぬ時の順番』通りに逝っていった

 

 

まだ元気な時は…

顔に皮脂が出ていてツヤがある

 

でも…臨終が近くなるにつれツヤが無くなり

 

臨終の時は表面の皮膚が白く細かな粉を吹いた感じになり死んで逝く。

 

 

齊藤一人氏も言っていたけど

人は幸せな時は顔にツヤがある。

 

この番組に出ていた老人達や病院やホスピスに家族が頻繁に見舞いに来る老人は、幸せなのか顔にツヤがある。

汗や乾燥してテカっているわけではない。

皮脂のツヤだ。

 

でもほったらかしの老人はツヤがない。

 

既に死んでいるみたいに……

 

 

でも…

臨終が近くなるとツヤがなくなるのは

死期が近くなり、幸せが終わるのが分かるからなのかも知れない。

 

 

『こんなニコニコしながら死んで行く人がいますか?』

 

と番組内で103歳のばあちゃんが言っていたけど……

 

 

自宅から介護施設へ移るのもあるが

私には『死ぬ事』が寂しくて哀しんでいる様に見えた。


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生き物は死など受け入れたくない

『なんとしても生きていたい』のだと私は思う

 

 

私は…

私自身と大切な全ての者達に

 宇宙の公理に逆らってでも

 

 永遠に生きていて欲しいし、生きていたいのだ…