「やっぱりそこも“ネポって”たの?」
『そーだよ~』
以前は笑ってたけど、最近は呆れて疲労感がどっとやってくる
ネポる………
ネポティズムをもじった表現で、簡単にいっちゃえば「同族経営」の事。
これ、上手く行かない。
何故なら将来に渡り、才能ある経営者やそのブレーンは排出され続けないからね
世の中にこんな名言がある
「働いたら負け」
以前、あるニート君が番組内てぶち上げた名言だけど、経営者の中にも働かない者がいて
家族経営の創業者の孫
つまり3代目の中にかなり居る
苦労知らずで働かない3代目社長、必ずこれが中小企業の倒産の土台にあるんだよ
この間、廃業した葬儀屋は3代目。
遺体搬送会社は初代だけど、元社長がネポり過ぎで機能不全だ
殆どの3代目は、2代目と違い創業者の苦労を見ていないから知らない。
オマケに創業者に経営に付いて叩き込まれる事も無く、経営の難しさや世間の冷たさすら知らない。
だから経営に慎重さと、謙虚さに欠けていて、故にくだらなぬ所へ投資したり、中途半端に新規事業を始めて失敗。創業者や先代が作り上げた資産を食い潰すんだ
だからね
後継者は世襲をやめて、会社を手放して社内の人間を使うべきなんだよ
私と後輩社長は、実質的な経営を専務常務に渡し…………
既に小学五年生、六年生の私達の後継者を修羅場な現場に連れて行ってる。
どんな会社にせよ
経営者の背中には家族と、社員の生活を背負っている事を忘れちゃならない
今日は銀行員が、数千万の負債がある会社を合併して欲しいと云う話を持ってくる………
…………まあ…然もありなんだな
そんなの会社など合併しないけどね