死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

初陣!!おニャンコ小隊

 

昨日の深夜

今年最初の赤ちゃんの葬儀が入る

 

亡くなったのは5カ月の男の子

突然亡くなった…

(事件性も無く、遺族が解剖を拒んだ様で死因不詳)

 

 

私が仕事を済ませ帰ろうとしていたら

営業1部長から連絡

 

「自宅じゃ無理だから、そっちに連れて行く」と……

 

 

とりあえず布団を敷いて、来る前に帰ろうとしたら

既に手遅れ…やって来た…(;¬_¬)

 

 

これで私とノエルちゃんの徹夜が確定した

 

 

 

寝ている赤ちゃんの前に座り

後から娘2人を連れて来たお父さんが、二人に「弟は亡くなった…」と伝える…

 

    2.3秒の沈黙の後…

       2人とも泣き出した……

 

 

 

………少しだけ落ち着いた頃

子供2人の相手で、手が離せない私の代わりに後輩社長が、遺体の清拭等にやってきた

 

 

 

……………読者の皆さんは

セラピードックって云うワンコをご存じですね……

私達も協会と関わり合いを持たず、時々、独自に老ワンコ達に働いてもらっている。

 

 

今回の様に「全ての言葉」が「ちから」を持たない時、ワンコが遺族に「癒し」を与えてくれる…………

だから今回、連れて来ようと思っていたが

 

 

 

……後輩社長が遺族に

即、納棺をした説明(肺から多量の出血あり)をしていると、子供2人が鼻水や咳をし始める……

 

 

「あれ…多分、犬アレルギーだよ」

 

でも何か行動しないと一家心中しそうで……

 

特に「自分が突然死させた…」と赤ちゃんに謝り続けるお母さんは、

担当の女の子二人だけでは対処出来ない

 

 

「ニャンコ連れて来るか?」

 

ニャンコは3ニャンコ必要で…

朝、総務局から連れてくる事になった

 

 

 

………只今…朝の4時半

 

 

泣き疲れ、私の腕の中と膝枕で寝ている子供達を、布団に寝かせ顔を拭いて……

 

 

棺のある部屋の

お母さんも泣き疲れ…座ったまま寝ている

お父さんも壁にもたれて寝ている

 

だから2人に毛布を掛けた

 

 

 

私もシャワー浴びて

ノエルちゃんと仮眠していたら…

 

1部長に連れられ3ニャンコがやってきた

 


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    《猫写真家・久方広之さん撮影》

 

とりあえず別の部屋で待機

 

 

朝ご飯を食べてる時、子供達に

「ここにはニャンコがいっぱい居るよ!」と話そうか………

 

お母さん…

多分、食べ物は喉に通らないから暖かい「甘酒」を出そう

 

お父さんには

生きている子供達が食べる為に食べて頂く

 

 

バイトの女の子四人が

今回は「普通ではない」と察してくれて

葬儀終了まで面倒を見ると言って、台所で朝ご飯を作ってくれている

 

本当にありがたい…

 

 

最近…セラピーキャットと云うニャンコも出て来ているそうで

 

    我がニャンコ達も

      必ず良い結果にしてくれる

 

 

ノエルちゃんが今、ネコの集会を開いて、3ニャンコにご教導している

 

 

ただ……

 重い葬儀だ……