「モモ、疲れたから帰ろ」と
ノエルちゃん。
今日は休み…
丑三つ時にマンションに戻ると
一足先に帰ったアレクちゃんと大吉ちゃんが出迎えてくれた。
でも、昌子ちゃんは何故か来ない。
様子を見ると
昌子ちゃんは、自分の子供達を抱き寄せる様に集めて私を見る。
子供達を撫でようとすると
シャーって怒り触らせない
直ぐに分かった
“子供達を連れて行かれる”って思ってる
子猫や子犬をどうするのかは……
飼い主の勝手では無い
最近、昌子ちゃんと子供達を連れて仕事に行っていて、子供達を遺族やあまり知らないバイト達に触られたからな………
ワンコやニャンコの子供達への愛は、台風で犬達を見捨てて見殺しにし
「またウチの子に生まれおいで」などと美談に語る…
デブのおばさんブリーダーの1億倍深い
私の配慮が足りなかった
だから私は
「昌子ちゃんの子供達も、
アレクちゃんも大吉ちゃんも、
ノエルちゃんも、
誰の元にも行かせない、
ずーっと一緒に暮らしてね。
心配と嫌な思いをさせてごめんなさい」
と、何度も謝った……
……………朝の五時過ぎ
私はアレクちゃんにもたれて寝ていた。
ノエルちゃんは私にもたれ…大吉ちゃんもたれる。
昌子ちゃんは…私をジッと見ていて
「昌子ちゃん、おいで」
と呼ぶと、
私の膝にスリスリ…子供達も寄って来た
昌子ちゃん、分かってくれた
嬉しくて涙が出て来る
私……昨日から泣いてばっかりだ
「モモ~、コタツ出そうよ(^^)/」とノエルちゃん
そうだ!!コタツ出そう
でも、もう少しだけ寝てから………
……もう少しだけ寝てからね
お休みなさい……(-_-)zzz