死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

How many いい顔..( ^-^)_旦~

 

皆さんは…

天からお迎えが来る…とかって聞いた事があるでしょう………

 

一昨日の夕方、専務が私のラボに90歳の爺ちゃんを連れてきた。

 

 

 

自宅で自然死

持病や癌などは無く、純粋な自然死で当然、警察に直行したので、専務が迎えに……

自宅で湯灌を行うから、体液等が漏れない様に清拭などの施行、それと1度パジャマを着せてと。

 

 

納体袋のチャックを開けたらビックリした。

 

 

久しぶりに

『ワシは楽しく旅立ったぞ!!』って顔してる。

 

命数を使い切って

『満足!!』って顔では無い。

 

 

 

子供が大好きな友達と遊びに行った顔…

 

死ぬ直前、楽しくなる誰かが迎えに来た幻を見る事が出来た様だった

 

 

専務が「総裁、凄い良い顔してるでしょ…」

 

    私は完璧に仕上げた…………

 

 

 

 

………昨日は…本来なら湯灌は保証、技術の両局長だけど「AI美空ひばり」のバンド演奏に駆り出されて、私が湯灌に向かった

 

 

専務から指定された時間に

随行秘書と、バックの底に潜むノエルちゃんと訪問

 

 

家に入ると爺ちゃんの幸せ笑顔の意味が分かった気がした

 

爺ちゃんは息子夫婦と同居していて小っちゃい孫もいる…そして総務局と雰囲気が似て暖かい

 

 

部屋をしめて…

私と秘書の女の子で湯灌、ノエルちゃんはバックから目から上だけを出して施行を監視している。

 

 

何かが障子をガリガリする

 

秘書の子が障子を少し開けると真っ白でブルーの瞳のニャンコ……

白ニャンコを中に入れると、ノエルちゃんのバックの横で一緒に見ていた。

 

 

 

人もニャンコも、

みんな爺ちゃんの事が大好き

       

 

      本当に幸せだったのだ

 

 

 

冬とは云え

風除室の付いたバルコニーは暖かい

 

いつも昼寝をするその場所で、眠る様に死んでいたそうだ

 


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  よかったね爺ちゃん

     誰が迎えにに来たんだい?

 

 

 

また…人に生まれておいで