死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

ワンコの絆..強い者は皆優しい

 

昨日…花ちゃんは

 

 

『いのち』と『ことわり』の間に流れる
         約束の中へ帰って行った…

 

 

私達は貴女の事を永遠に忘れない

 

 

    さようなら…

      私達の花ちゃん

 

 

 

………私達が悲しみに浸る事が出来る時間は少ない

 

 

皆、専務が早起きしてくれたお弁当を持って


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直ぐに

人の…死体の元へ帰って行く

 

 

私も溜まっていた数名の復元死体の仕上げを行い、ロリポップ常務と1部長、そして車いすの女の子に引き渡す…

 

移動して…バラバラ死体を復元していく。

 

 

…………変わらぬ日常

 

 

 

…………夕方前…

私達は花ちゃんの葬儀を執り行なったラボ斎場へ戻る

 

 

そこには専務とロリポップ常務、2部長……

帰る順番を待つワンコ達やニャンコ達もいっぱい

崩壊した多頭飼いみたいな中で、ホットプレートで生地を焼きながら、どら焼きを作っている。

 

 

勿論、お約束の『ウンチタワー』のごとく餡子を出し、乗せて食べてる( ̄0 ̄)

 

 

 

私達3人とノエルちゃんは

『皮だけくれ、皮』と、どら焼きの皮だけをもらって食べる

 

 

ワンコ達はテーブルの上の餡子が良い様で……

皆、少しずつ何度も貰う。

 

アレクちゃんも嬉しそうに、一緒に貰ってる

 

 

 

しばらくして……

アレクちゃんが立ち上がって、餡子のお皿を引き寄せて、

 

餡子を横から『ガブッと』咥えて床に落とした………

 

 

すると……

大吉ちゃんや他の小さくて、貰う中に入れないワンコ達が食べ始めたΣ(・ω・ノ)ノ

 

 

私達3人と専務達もびっくり。

 

焼いたり、あげたり、食べたり…小さなワンコ達に当たってなかったみたい

 

専務達は怒る気にも成らなかった様で、新しい餡子タワーを作った。

 

 

 

アレクちゃんは、それでもあまり食べてない大吉ちゃんに、自分の口の周りの餡子を舐めさせてあげていた。

 

 

 

彼はとても優しいワンコ

 

ノエルちゃんも

   タマちゃん同様一目置いている

 

 

特に自分より小さな者に優しい… 

だから赤ちゃんや、幼児にも頼られている

 

 

 


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私を含めた我が社の者の中で一番強き者だ……

 

 

 

…………移動にまだ時間がある

ソファの上で昼寝……

 

ノエルちゃんは、私のブラウスの中

アレクちゃんは、私にもたれながら……

 

 

大吉ちゃんは足が短くてソファに上がれず、アレクちゃんが私に『大吉ちゃん!』と……

大吉ちゃんはアレクちゃんの懐の中で、ヘソ天で寝ている……

 

 

タマちゃんと保証局長がやって来た

 

 

タマちゃんは保証局長の口を鼻でツンツンすると…保証局長が口を開け………

 

タマちゃんは口の中に顔を突っ込み、保証局長は口を閉じてチューをする

 

 

私達とは異質の愛も溢れている。

 

 

ここは…

  全てが許され…甘く溶ける…そんな場所だ