第四ラボ…
当社で一番の変わり者、保証局長が鎮座する
この施設は町外れに在り
近くの里山から様々な動物達がやってくる。
この間の台風の時
タヌキの他に、にゃん玉ニャンコが2匹…
その内の
ヨレヨレ茶トラにゃん玉は…
一瞬外に出るものの、すぐに戻って来て、結局ラボの中を探索した後、一歩も外に出なくなったそうだ。
私もノエちゃんも遭ったけど、結構な年齢っぽい。
若かりし頃の御乱行のせいか、耳も欠けていたり傷跡もいっぱい。
すぐに獣医に往診に来てもらって、マイクロチップと、白血病ウイルスとエイズを調べてもらい…共に陰性だった。
保証局長は一応、ニャンコのウンチを日を変え寄生虫を顕微鏡で調べ、いない事を確認。晴れて四ラボの住人になったが……
にゃん玉の性……
古い縄張りのマーキングを後輩社長が発見。
後輩社長は昨日の夜遅くに…彼を召喚した
ゴールデンボールカッター(ちんちん切断鬼)
まけもけ画伯作
当社で暮らす男の子ニャンコは、
他のニャンコと暮らす為、全員にゃん玉がカッティングされているが
『四ラボのニャンコは、単独で暮らすのと、マーキングが1回だけで、多分この先はマーキングしないと思うから、にゃん玉をチョキンとするのやめた』
『総裁から後輩社長に言っておくれ~』と連絡があった。
このラボの決裁権は保証局長にあるのだけど、角が立たない様に私に頼んだって感じ……
後輩社長は『絶対にラボがニャンコのオシッコ臭くしないなら良いよ』と言ってた。
訪問していた「ちんちん切断鬼」には、
事情を話して、もう一度健康診断とワクチン接種をしてもらい帰って貰ったそうだ。
確かに…
あの使い込まれた「燻し銀の風格」を放つにゃん玉をカットするのは可哀想。
もう歳だし、あるがままで良いのだ
彼の名前は、彼から読み方だけ頂いて
クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望 フリードキン・珠死朗
『フリードキン玉四郎(タマちゃん)』となった
いつまでも……
ここで安祥に暮らして良いんだよ……タマちゃん