死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

赤ちゃんが「オギャー」って泣くのは、たった数日だよ……

 

 

赤ちゃんが産まれたての証…

「産声」のオギャーと泣く期間は極短い。

 

 

いつの間にかに普通の泣き声に変わっている。

 

だから赤ちゃんの産声の泣き声を聴けるのはほんの一握りの人だけだ。

 

 

 

昨日……

専務の説得の甲斐あって、

息子の学生出来婚に徹底反対していた息子の両親が、孫娘の顔を見にやって来た。

 

 

即位礼で規制だらけの中、専務が駅まで迎えに行って病院に……

 

 

お父さん(祖父)は、世間を良く知っている様で、車の中でも普通にしていたが、無理矢理連れてこられた感のあるお母さん(祖母)は、終始不機嫌。

 

 

この産婦人科は、当社お母さん社員が出産の為にお世話になっていたり、あらゆる死産児の葬儀を紹介してくれる病院。

 

 

事情は話してあり

院長や助産師や看護師との協議で…

 

丸2日間、夜泣きで母親の体力回復為にナースステーションで預かっている事にしてあり、

お母さん(嫁)には合わせていない

 

 

変な騒ぎになって、他の入院者からウワサが立つと、病院に居辛くなるから。

 

 

 

ちょうど赤ちゃんがウトウト起きていて、

お父さん(祖父)はすぐ抱っこしたけど、お母さんは抱っこをしない。

 

看護師が差し出しやっと抱っこした……

 

 

             …………専務の談話

 

 

 

総務局に連れてきて昼食……

    私が息子を連れて来た

 

 

 

両親も多分に漏れず

カオスランドに仰天していたが……

 

 

息子の顔を見るなり、

 

「どうやって子供を育てながら大学に行くの!!」

 

って感じで母親が怒りだす

 

子供を抱いたウチのお母さん顧問弁護士が割って入り、

何故、総務局に奥さん(嫁)が所属していれば息子も大学に通えるのか?を反論出来ない様に説明した

 

 

この母親…

少し変わっている

 

最初「息子がこんなんなったのは私達のせいだ」って怒鳴り込む勢いで電話をかけてきたり……

 

この息子は自分のモノって感じ

 

 

しかし、自分の息子は、自分が思っているよりも遥かに大人で、

結婚した事で、完全に親離れしてしまった事を受け入れようとしない。

 

 

私なら「いらない!」って言ってしまうが、

 

私の両親や専務の母親の様に

肉親との交流が完全に切れてしまうと云うのは異常なのだ。

 

私は両方の祖父母の顔を知らない。

これで良いわけが無い

 

 

 

母親とは…ほど遠いけれど

 

旦那側の祖父と孫娘の縁(えにし)を強固に、

息子とそれなりの和解をする事が、専務の努力で出来たのだ。

 

自分の初孫…

しかも孫娘が可愛くないわけがない

 

 

歪な形だけど、

和解の礎だけは何とか築く事が出来た

 

 

両親の帰り際…父親がボソッと

「今度は一人でやって来る」と言った

 

ほんの少しだけど

あるべき形に近づいている

 

 

この先の事は、時間だけが解決できる………

 

 

 

……………18時過ぎ…

 病院のお母さん社員から

 

「旦那の姉が初めて訪ねて来て、

出産祝いを貰ったり仲良く過ごした。

 

お姉さんは赤ちゃん特有の泣き声を初めて聴いた」そうだ。

 


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産まれてすぐの、赤ちゃん特有の泣き声はすぐに聴く事が出来なくなる…

 

祖父に抱かれた時にも、少しだけど泣いた。

 

 

 

この子は状況が判っていて

「私と仲良くして」と言っているのだろうか…?

 


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今回の大人達のていたらく…

この子には何の責任も無い

 

 

 

  私達大人は…何をやっているのだろう