死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

「わらしべ長者と断捨離」何故、貧乏な若者は長者になれたのか?

 

わらしべ長者」の昔話……

 

 

詳しくは知らなくても

貧しい若者が、拾ったワラから長者(金持ち)になった事くらいは、皆さんも私も知っている

 

 

 

何故、若者は長者になれたのか?

 

 

信心深かった

利他的な良い人だったから

 

行動したから

執着しなかったから………

 

 

色々な立場の人が、様々な理由を言っている

 

 

まぁ…私に言わせてみれば…

 

    『自己責任の人』で

         『ツイている』

 

そして、過去を気にせず

  『目の前の小さな出来事を楽しんだから』

 

 

 

あるところに、真面目なものの運がなく、貧乏な若者がいました。

信心深い彼は、観音様に「お金持ちになれますように」とお願いをします。

 

すると観音様から

「ここを出てはじめに手につかんだものが、おまえをお金持ちにしてくれるだろう」

というお告げをもらいました。

 

 

 

何故この日「観音様」にお告げを貰えたの…?

信心深い若者なら毎日毎日、観音様を拝んでいたはずなのに……

 

 

何故、この日に転んで、都合良く「ワラ」が落ちている…いや、ワラを触ったの?

 

 

しかも「アブ」まで飛んで来て……

 

 

 

物々交換繰り返し、

物語の終わりでは「屋敷と財産」なる。

 

 

 

観音様のお告げを『自己責任』で信じる。

 

 

ワラを拾い……

 

それは、観音様からの大切なワラ(過去の出来事)なのをコロッと忘れ

 

アブを付けて楽しみ

 

自己責任で蜜柑…馬にまで変えてしまう

 

 

 

この馬はある意味「悪魔の馬」で、持ち主は屋敷に帰って来れず……

馬を持ち続ける若者も長者になれず、それで若者のツキも終わってしまう

 

 

しかし、若者は馬を屋敷の主人に渡し、屋敷と財産を手に入れた。

 

 

 

これ…全部

ツキを掴み、過去を気にせず、自己責任で目の前の小さな出来事を楽しんだから

 

ただこれだけ。

 

そこには計略も計算も何もない

 

 

 

もし…自分がワラを持った事を観音様の責任にしていると、ワラは交換されず、貧乏なまま生涯を終わる

 

 

長者になった若者には「観音様のお告げ」の事など忘れていて頭に無い。 

 

目の前で起きる事に精一杯取り組み、それに心から感謝している

 

 

 

この昔話を「経営の成功」や「人生の成功」の方法に例える人もいるが……

 

これもまたシンプル。

 

『物と知恵の断捨離』

 

必要な時、必要な方法と云う知恵と物を持ち、不要になったら手放す……

 

ワラにアブを付ける…

これが100万円の利益を出す知恵

 

 

その知恵で100万円の純利益が出ているが

これから500万円の利益を出そうとするなら…

 

100万円を出す為に使った方法や知恵、物などは不要。

 

その知恵が欲しい会社や部署に渡す。

 

 

そうしているうちに仲間が増えたり、増えた仲間を使った500万円の利益を出す知恵が浮かぶ。

 

 

そして500万円の利益が出たらまた渡す…

 

 

でも、大事なポイントがある

商売で最重要な原則……

 

      『ギブアンドテイク』

 

 

わらしべ長者」と同じ様に。

 

 

 

若者は求められて先にモノを渡した。

 

先に相手を喜ばす

 


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全ての商売で

これなくして、上手く行く事など何も無い。

 

 

最近、この大原則を忘れている会社が多い。

特に私の様な若い経営者のベンチャー企業

 

礼儀と云う事ではない。

そもそも先に利益をくれと云うベンチャー企業などと取引する経営者などいない。

 

 

 

問題はベンチャーキャピタル……

 

有望と思われるベンチャー企業なんかへ、先に資本を投下するワケだけど、

 

彼らは企業の理念などに賛同して資本投下したわけでは無い。

 

発生する利益のみに興味がある

 

若者が交換したモノの様に、

投下された資本の数十倍以上の利益を出さなければ、何から何まで奪われる。

 

 

これから私が面会するベンチャー企業の経営者の様に……

 

 

わらしべ長者』は、人生や商売に対する様々な教訓を与えてくれる……