死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

防災の日……

 

   『また、猫ちゃん増えていませんか?』

 

 

と……昨日の夜遅くに来てくれた自治体の消防本部のおじちゃんと兄ちゃん

 

にゃんこは二人しか増えてないけど…

赤ちゃんは増えたし、来年はもっと増える

 

 

 

毎年、防災の日の前後辺りに、各斎場や復元室…

特に総務局の毎年更新する防災計画や訓練計画。設備の確認と相談の為に来てくれる。

 

 

火災や地震災害があると、子供達も多くカオスだと必ず死傷者が出るのと…

 

各斎場復元施設の大量の保存食、非常物資や設備、電源車、高圧電源車、衛星電話などの当社保有のインフラ……

帰宅困難者や赤ちゃんや乳幼児への支援、ペットや野猫、野良猫への支援物資放出……

 

防災マニュアルには『独自での地域住民や自治体への設備やエネルギー協力』が定めてあるからだ。

 

 

私達は『災害』や『火災』や『事故』をナメてはいない

 

 

 

私と後輩社長は、震災直後に東北の被災地に仕事やボランティア活動に行って…

 

   あの被災地の臭いを忘れてはいない。

 

 

 

東京に帰り…

様々な出来事の顛末、今の商売を始めた

 

 

最近になって東北の被災地から東京や近郊都市に移住した人々の葬儀を請け負う。

 

 

 

そんな遺族との会話の中で

 

 『死なんでもよいのに死ぬ人間は、

        皆と違う行動をする人間』

 

 『会社や集団での非難行動の

      第2案、第3案がない組織』

 

 『臨機応変さがない上意下達の組織』

       

 

       と云う事が良くわかる

 

 

 

読者の皆さん……

様々な災害で亡くなった人々には申し訳ないが、思い浮かべて頂きたい。

 

 

水害で……

水路が気になって見に行った爺さんが川に流されたり、水路に落ちて死ぬ。

 

みな非難しているのに違う行動

 

 

これらの人々に

何を言っても聴く耳を持たない…………

 

 

だから誰にも言ったりはしない

 

 

でも……

災害が起きて……

 

普段道行く人々が

『ここって何んなのだろう…』と思っている建物の外壁に灯りが灯る時…

 

人も野良猫も…タヌキの親子も、例えハクビシンも鹿も…


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私達を頼って来るもの全てを守り助ける。

 

 

これは『生の一部の死』を生業にしている私達の義務……

 

 

                   …………Sentimentalism