昨日、車の中で朝のワイドショーを見ていたら、佐渡島の真言宗の寺を話題にしていた。
私は真言宗を仏教とは少し違う宗教だと思っている
仏教にしては道教の影響が強く、現世利益に執着し過ぎているから
仏事や御堂は…大人のアミューズメントパークって感じて、見ていて飽きない。
しかし……あらゆるモノに無常の風が吹くように
坊主丸儲けと言われた真言宗の寺もドンドン経営難になっている。
知恵を絞って金を集め経営しないと倒産だ。
この佐渡島の長谷寺(ちょうこくじ)の住職も檀家不足で金が慢性的に無い…
40軒の檀家数しか無い寺で、葬儀も法要も月命日も少ないから、ド田舎でも相当経営は苦しい。
で………住職は檀家数を増加すべくコレを作った
『ウサギ観音』
夜にはこうなる
この派手さこそ真言宗の真骨頂だ。
ただ、人は集まるけど檀家増加は懐疑的かな…
でも、何もしないで檀家が少ないと愚痴を言うより1万倍マシだ。
テクノ法要やってる浄土真宗の寺もあったけど、何処の寺も生き残りに必死なのだ。
これは寺だけの話ではない。
あらゆる組織なんかで
ああしたら良い、こうしたら良い……
意見は出る。言葉では何とでも言える……
でも…こうなったら困る。ああなるかも知れない……やっぱり無理だね。
と、殆どこうなる。自信がないから。
時々、お母さん学生の起業した旦那さんから仕事の相談をされるけど
上手く行っていない人は必ず『全部無理』と答える。
にもかかわらず、出資してくれないか?とね……
こちらからの改善策の提案を否定する人間に出資などしないから
潰れて…奥さんと離婚とかたまになる。
物事の停滞は現状維持ではなく
時間が経つと大抵は悪化するのに……
少々、痛みがあっても停滞するよりはマシ。
あの住職も同じ。
後はウサギ観音で集まった人から、檀家勧誘以外で収益を上げる事を考え実行すれば良いこと。
今のままでは、
増えた本州からの観光客で佐渡島が儲かるけれど寺には殆どお金が落ちない。
ニューナイスプランが必要だ。
今のモラハラ全開の世の中を
寺の存続の為に『煩悩丸出しで生きる』。
この住職を見習わなければならない人は大勢いる。