死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

ある家族葬の不思議な葬儀代金について。最後に言質を取ろう!

 

終わりよければ全て良しと言うけれど……



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昨日、こんな記事を見つけた

なぜだ!葬儀代100万円のはずが210万円に…実物明細で検証! | Smart FLASH[光文社週刊誌]スマフラ/スマートフラッシュ

 

請求書にいつの間にかにパックに含まれない料金が合算され請求されたヽ(`Д´#)ノ

と………

 

世間でありがちなクレーム…(+。+)

 

この画像がうちわけ


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これ…ノルマがキツい葬祭デレクターと呼ばれる営業員がいる…

某大手の内訳書の様式に似てる様な……

 

これだと遺族は内容が理解しにくいのと、

別に請求されている料金がボリ過ぎかな

 

 

家族葬を施行したみたいだけど…

 

まず…火葬料。

何処から12万円って出てくる?

 

都内公立火葬場で3万円~6万円+手続き手数料で6万5千円から7万円。

それ以外の自治体で指定都市住みだと1万円から3万円以内、それ以外でもせいぜい6万円。

これが妥当な金額かな……

 

民間の火葬場だと炉の部屋ランクで10万円を遙かに越える所もあるけれど一般的ではない。

今回の場合は…葬儀社側が遺族に黙って高い火葬炉の部屋を使った様な気もする。

それか…待合室かな?

 

そうではなかったら完全に上乗せし過ぎ。

 

 

 

次に…遺体保全や音響代など40万円?……

 

普通は音響代などは基本パック料金に含まれているもの

『音楽を何か流しますか?』と聞かれて『不要だ』と言う遺族はいない。

 

司会アナウンスの音響機器も同様に基本パック料金に含まれるものだ

 

もし、この遺族が『音楽は流さない』と言ってもアナウンス音響機器代として請求されたはず……

完全に代金を別に請求するつもり……

 

遺体保全は1日当たりのドライアイス代を明記しなければならないね。

 

遺族が何処住みか判らないけど、都内だと火葬までまず4日間待ち。

 

その間のドライアイス代と消臭剤を自宅まで行く手数料を入れて1日当たり高くてもせいぜい2万円位。

湯潅もなかったそうだから、

40万円は完全に過剰請求って感じ。

 

 

次に…生花10万円?

 

これどこに置く花?

花祭壇のスプレー菊など、通常は祭壇一式に含まれているはずだね。

花が少ないと見栄えが悪いと言われて発注したのかな?

10万円の花は祭壇いっぱいの量なる。

 

料理、返戻品35万円

 

これは親族が斎場やホテルに何人泊まるかで変動する。

当日に香典返しを渡すとして、香典より安いものだし、

引きものも親族一家族に一つだからね。

後は通夜振る舞いや朝食、昼食だからこんなもんかも知れない

 

 

しかし、この内訳書の別料金を見る限りどう見ても、料金を請求し過ぎだね。

 

よく、何処かの『あきんど』が『三方良し』とか言っているけれど、

 

商売で最も大事な事は……

   『代金を確実に回収する事』だ。

 

ノルマ達成の為に無理にオプションを付け加えても遺族が支払えなければ

代金が焦げ付く』ってワケ。

 

当社は絶対に無理をせずに確実に葬儀代を回収する。

 

当社子会社がこの遺族より葬儀を受注したならば……

 

葬儀代一式(基本パック)

※食事代、香典返し.引きもの代、布団代は含まず。

遺体保全用のドライアイス代1日当たり1万5千円

 

見積書は計算し易い様な欄を作り食事代、香典返し.引きもの代、布団代を含めた金額を遺族自ら計算し易いようにする

 

そして遺族が計算した見積額を越えない様に、端数を値引きできる様にしている。

 

こうすると他の親族などか生前予約をくれたりするのだ。

 

 

今回の家族葬

引きものを渡す親族が10家族、参列者数が30名の家族葬なら……せいぜい総額140万円位(税込)

(本音では200万円請求したいけどね……)

 

遺族はこの他に宗教代がかかる。

坊主の目安額にも依るけど、院号つけたり下手すると100万円とか……

まぁ、坊主代を合わせて220万円位になる。

 

 

 

これは連結子会社の葬儀社で施行させる葬儀だ

葬儀本部が直接施行する葬儀内容とは世帯経済層が異なる為、全く当てはまらない。

 

 

葬儀社っていうのはすぐにやって来る『リピーター』を考える必要がない。

 

だからこの様な料金を請求する事がある。

 

この様な料金を請求するのは葬儀社の売れない葬祭営業員と、受注数が少ない個人商店の葬儀屋。

 

 

この遺族みたいに成らない為に……

 

最初に見積を決めたら

 

『この他に一銭もお金はかからないよな?』

『追加料金は発生しないよな?』と

 

 

    必ず『言質』を取る事。

       これが大切です